ガイドの概要
 遡行時間があまり長くない日帰り遡行できる初心者向けの丹沢の沢を紹介する。もともと沢に等級など無いのだが、便宜上、沢の難易度を初級、初級上、中級とした。各コースの大きな滝の登りは巻き道を利用することを前提にしている。これらのほかにも丹沢には初級の沢が多くあるが、歩いていて楽しい沢に限定した。従って登攀的興味があっても水量の少ないモミソ沢や大山川は除いた。初心者の方でこれから沢を歩いてみたいと思っている人は、まず初級コースの沢を歩いてみてほしい。それから、初級上の順番で沢を楽しんでもらいたい。中級のコースは初心者向けとはいえないが、初級上の次のコース選択の参考として記載した。最初から中級のコースを選択しないでほしい。初心者が一足飛びに中級のコースを登ったら難儀するばかりではなく非常に危険である。
 なお、沢の地形は豪雨、台風などによって年々変化しているので遡行図を絶対視しないこと。地形図も見てほしい。丹沢の岩は沢の上流に行くほどに崩壊が進んでいる。例えば、水無川本谷F8、25mは崩壊が進んでいて、巻き道の状況も年々異なってくるので注意が必要である。
沢のグレード
   初 級:大きな滝には比較的危険度の少ない明瞭な巻き道があるコース。初心者
       でも行き詰まらない。

   初級上:大きな滝には巻き道があるが通過に慎重さが要求されるコース。初心者
       は緊張する場面もある。
   中 級:ある程度の滝の登攀が避けられず、大きな滝の巻き道は、危険がともな
       コース。

コースガイドの見方
 コースガイドを見るに当って注意しておきたい事項を列挙するので参考にしてほしい。
所要時間には休息時間や昼食などの時間は含まれていない。
コースタイムの滝までの時間は、特別に記載しない場合は滝下までの時間を表す。
所要時間は初心者の場合の時間を記載してあるので他のガイドブックよりは長めにな
 っている。なお、所要時間にはアプローチや下山の時間は含まれていない。

主な滝のutけ(F1、F2‥‥)は、現地に看板がある場合はその番号を尊重した
 が、他のガイドブックとは異なる場合がある。

下山コースは、登山開始点へ戻るコースになっている。適宜工夫してほしい。
遡行図に使われる記号
 遡行図に使われている記号は次の通りである。主な滝は下流からF1、F2‥‥と表記した。



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