ウェクラ短信133
備前楯山
 足尾山塊
2016/12/03
加藤、黒川、山﨑、大橋

7:05 右は渡良瀬川。前方の朝日に輝いてるのは金龍山だろうか。取り付くのは、金龍山の手前に見える尾根だろう。















参考情報
「足尾の風景」岸本とおる氏  「備前楯山登山ガイド」足尾町商工会

コースタイム
銀山平入口(切幹)駐車地6:56-取り付き点7:401025ピーク9:181114.6ピーク10:271095ピーク10:48-山頂12:2613:151114.6ピーク14:45-駐車地16:47

ルート図





 この時期の山歩きは、出かける山域に積雪があるかないかを見極めて出掛けないと痛い目をみる。そんなことは分かり切っていることなので、当然雪のない山を選定する。12月になると、足尾の山も、日の陰ったところでは雪があっても不思議ではない。このところの天候で、足尾の山には雪がないと判断し備前楯山を選んだ。
 今回は、ウェルネス・クライマーズのベストメンバーが揃った。こんなことは年間を通しても滅多にないことで、そこには山﨑Lの復帰したことが大きく関わっているのだろう。
 国道122号から、銀山平に向かう県道293号に入ってすぐの空きスペースに駐車した。ここから「わたらせ渓谷鉄道」の通洞駅近くにある有越山登山コースの取り付き点まで歩く。
 取りつき点は余りにも急登すぎて躊躇してしまう。とりあえず1025mピーク(南有越山)に向けて、無数にある獣道のなかで、楽に登れそうな所を選んで登り始めた。帰宅してから分かったことだが、取り付き点から30mも登ればはっきりした道型があり、辿っていけば南尾根の1300mピーク(水山)辺りに出るようである。取り付く前に検討すれば良かったと反省した。
 
1025mピーク(南有越山)で1114.6mピーク(奥水山)に向かうのに尾根を見失った。山﨑Lがおかしいおかしいと連発していたが、そのことが正しい判断をしていたことが分かった。1025ピークに出て、日光連山や足尾の山並みが目の前に広がり、堆積場に続く尾根に寄りすぎたようである。そこから見える右の尾根を、堆積場に続く尾根と勘違いしてしまった。地形図とコンパスは正しい方向を示していたのに、そこをどう読んで理解し決断するか。人数が多いときは、いろいろな手を尽くして正しい現在地を早期に見つけることができるが、単独だったらパニックになっていたかもしれない。
 標高1030m(北有越山)を過ぎると、壊れかかったプレハブ小屋や鉄索跡のある広々とした作業地に出た。ここから萱の茂った斜面を一息で1114.6mピーク(奥水山)に着く。ここから先は尾根筋がはっきりしていて迷うことはない。
 
1095mピーク(小水山)から三吉転(さんきちころがし)峠までアップダウンがあったが、そこから先は、岩場になったり松林を歩いたり、展望もあって変化のある尾根歩きができた。金龍山コースと交わる標高1240m(備後楯山)まで来ると、山頂がすぐであった。
 雲ひとつない青空のなかに足尾の山並みが目の前に広がり、その後方には大平山から社山、半月山が横たわり、その上に男体山が顔を見せていた。
 下山は、1114.6mピーク(奥水山)まで往路を辿るが、1030mピーク(水山)手前が平坦地となっていて惑わされた。ここは右の急斜面から取り付き、やり過ごすことが出来た。ここからは下山する尾根を踏み外さないようにしなければならない。
 標高890m(猿沢山)辺りは広尾根になっていて、ヤブも出てきて前方が見えない。何度も立ち止まっては、地形図とコンパスを確認しなければならなくなった。暗くなる前に何とか下山をと、少し焦りが出てきた。この様な状況のときに、落合さんと黒川さんが落ち着いた行動をとっていた。見るとスマホを片手に歩いているではないか。リーダーが一言「どうも落ち着いて歩いていると思った」。
 
852.9ピークを過ぎると尾根もはっきりとして、見間違うこともなくなった。左に見える伐採地を利用して、舗装路に降り立つことができた。暗くなる前に下山できた喜びと、五人でやり遂げた達成感に、自然と力が抜け、徐々に身体が軽くなっていくのが分かった。帰路の足尾バイパスからは、夜の帳が落ちて有越山コースを見ることはできなかった。




町場より険しき山路登り来ば銅山の遺講其処此処に見ゆ

友等皆六十路半ばも過ぎたれば身の綻びも詮無きことか

漸うに山の背までを登り詰め南の彼方白き富士見ゆ

頂きに立ちて四方を見渡せば足尾の山は尾根幾重にも

コンパスにスマホ操り尾根筋を探り探りて山下り来たり

                        Ku.



7:35 有越山コースの取り付き点。どこから取り付いても急登だった。
9:35 左奥に男体山が見えた。その右の大きい山が赤倉山。手前の尾根が金龍山コース尾根。右下に簀ノ子(すのこ)堆積場がある。


11:19 三吉転峠からは、風景が変わって飽きのない登山ができた。
10:12 鉄索場を過ぎて、南尾根の分岐1114・6ピーク(奥水山)に向かう。


11:51 岩間から小さな生命が育っていた。
11:19 疲れた身体に、良い清涼剤となった。

 
12:30 五人の強者の記念写真。
12:04 社山と半月山の間にある阿世潟峠の上に、男体山が顔を出していた。  

12:30 山頂からは、日光や足尾の山並みを見ることができた。


16:40 伐採地から、無事林道へと降り立つことができた。
15:14 木漏れ日のなか、下山を急ぐ。

16:44 銀山平入口から駐車地に向かう。背に達成感と安堵感が漂っている16:44 銀山平入口から駐車地に向かう。背に達成感と安堵感が漂っている





















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