ウェクラ短信 127
桜沢、スッカン沢 塩原 箒川鹿股川
2016/08/06
高橋、楢原、大橋
(全員ラバーソール)
7:19 「山の駅たかはら」から綺麗な雑木林の遊歩道を利用して、スッカン沢と桜沢の出合を目指す。 















参考情報 
「その空の下で。。。」2014年7月13日 スッカン沢&桜沢

コースタイム
山の駅高原7:15-スッカン沢出合8:2438-雄飛ノ滝9:17-仁三郎ノ滝9:36-スッカン沢出合10:0217-咆哮霹靂ノ滝10:1840-雷霆ノ滝11:3912:08-休憩12:1948-おしらじの滝13:44-道路14:0814:26-山の駅たかはら14:48

ルート図





 スッカン沢・桜沢は、7月下旬に楢原さんと計画を組んだが、今年は梅雨明けが遅く中止になっていた。やっと夏らしい天候となり実施することになった。
 
JR鹿沼駅に行くと、楢原さんの横に山スタイルの人が見えた。鹿沼近隣もいい山があるから、朝早くから熱心な人だな、と思った。下車して楢原さんを迎え入れようとしたとき、その人が笑顔でこちらに向かってきた。あれあれっと頭の整理もつかないうちに、握手を交わしていた。前触れも情報もなく、目の前にsawakazeさんがいるではないか。飛び上がらんばかりに驚いた。お二方とも、どちらかが連絡したと思っていたらしい。知らないのは自分だけで、頭と気持ちの整理もつかないまま「山の駅たかはら」へと向かった。トライアスロン大会を明日に控えているので、朝早くから山岳道路をバイクで走っている若者の姿が見られた。

 
「山の駅たかはら」の駐車場をお借りし、沢支度を始めた。今日も朝から太陽が照りつけ、日蔭を選んで着替えをしなければならない程暑かった。しかし遊歩道に踏み入れた途端、雑木林が日蔭となって幾分涼しくなったが、歩き始めると直ぐに汗ばんできた。何もしないで歩いたら、1時間ほどでスッカン沢出合いに着くが、遊歩道からは「雷霆(ライテイ)ノ滝」や「咆哮(ホウコウ)ノ滝」「霹靂(ヘキレキ)ノ滝」があるので、写真を撮ったり滝見をしながらスッカン沢出合に降り立った。
 スッカン沢は不思議なことに水が白く濁っている。苔も着かないのだろうか、ノッペリした石に足を置いてもスリップしなかった。しかし水深のある所は底部が見えず怖い。渓相はどこかで見たことがあるような渓に見えたが思い出せない。所々で切り立った岩からは水が滴り落ちていた。
 
遊歩道のつり橋下を過ぎると、沢が狭まってきて10m「雄飛ノ滝」が現れた。右岸から落ちる水滴と滝の飛沫に豪快な滝となって映った。ここは遊歩道を利用して高巻き、「仁三郎ノ滝」まで歩いた。仁三郎ノ滝も豪快な滝だ。理由は分からないが、ここでやっと人並みの滝名となった。ここから遊歩道を利用してスッカン沢出合まで戻り、桜沢を遡行する。
 
「咆哮霹靂ノ滝」と猛々しい名前の滝上は、開放感のあるナメが広がっていて心身ともに癒してくれた。スッカン沢と違って桜沢は、水がどこまでも透き通っていた。右岸支流の滝に見とれたり、ナメ滝を超えたりと我々を飽きさせてはくれない。
 
「雷霆ノ滝」をしばらく過ぎるとナメが消え、水も涸れて大石のゴーロ帯となった。大石のゴーロを好きな人はいないと思うが、行き詰ってどうしても先に進むことが出来なければ戻る他ないが、戻るのが嫌なものだから、少しぐらいの危険は覚悟で大石を越えて行く。体を持ち上げるのが辛く、大声を出して気合いと共に体を持ち上げる。疲れた身体に応える。楢原さんの絶妙なかわし方で後から付いていく。トップは本当に大変だ。
 
大きな釜に水を湛えた「おしらじノ滝」に出た。落ち口からは申し訳なさそうにちょろちょろと水が落ちていた。水量が多いと美しい滝と映るのだろう。直登はとても出来ないので左岸から高巻くと、獣道があった。右に進むと最短で県道に出るのだろうが、我々は桜沢を横断する県道を目指すので沢沿いの踏み跡を直進した。しかし直ぐに道が消え、腰までの笹ヤブとなった。再び沢に降りて歩くことにした。ここも伏流になっていて水がなかった。
 
前方にガードレールが見えた。ここまで意外と早く感じられた。確かな現在地が良く分からないまま歩いていたので、そう感じたのかもしれない。県道から「山の駅たかはら」まで歩いて20分程である。「山の駅たかはら」の駐車場は遮るものがなく、太陽が照りつけていたが、標高が高いので意外と涼しい風が吹いていた。
     
                         O.



スッカン沢遡行 仁三郎ノ滝まで


スッカン沢の水は鉱物成分で白く濁っている
やがて遊歩道の橋が見えてくる

大釜の色は特徴的な碧 大岩が多いので苦労して歩く


9:18 右岸高所から滴り落ちる沢水と「雄飛ノ滝」の飛沫でマイナスイオンがいっぱい。
9:12 右岸から水が落ちる、カメラマングループが休んでいた。

9:36 仁三郎ノ滝 登山道から ここからスッカン沢出合へ戻る



桜沢遡行


10:14 咆哮ノ滝8mに挑むsawakazeさん。スルスルッと登ったのでびっくり(中央の真ん中あたり)。 左のクラックも登れる 今日は水が少ない
シャワーを浴びながら、霹靂ノ滝12mをリードする大橋さん 岩が剥がれるところがあったので要注意だ

咆哮霹靂ノ滝の上は開放的なナメが広がる
10:48 幅広ナメでの三人衆
左から大橋、高橋、楢原
逆光で写真が難しい


10:49 3m幅広ナメ滝の釜を直進する絶好調の楢原さん
3m幅広滝 さてどこから登るか

咆哮霹靂ノ滝の上は広いナメが続く 桜沢のハイライトだ

小さな段差をみせる幅広のナメ滝 自然の美しさに驚嘆する 


























雷霆ノ滝の前衛ナメ滝 前方に白く雷霆ノ滝が見える
沢が狭まったところに段々のナメ滝 釜も深い


桜沢の二つの大きな滝
 桜沢には、出合近くに咆哮霹靂ほうこうへきれきノ滝、500m先に雷霆らいていノ滝という大きな滝がある。
 咆哮霹靂ノ滝は、枝尾根を挟んだ左右の大きな滝を指すようだ。それぞれ12m、8mぐらいだ。どちらの滝も、簡単には登れそうにないが、8m滝は取り付いてみればホールドがしっかりあり、どこからでも登れる。左の12m滝は右端により簡単なラインを読めるが、この日の大橋さんはより難しいと思われる正面突破を図った。水をかぶりながらも、たいした迷いも見せずに中央の流れを登り切った。楢原さんは二番手を登ったが、高橋は濡れるのを嫌い8m滝を登った。二番手でも難しいと楢原さんは興奮気味だった。
 雷霆ノ滝は、左が本流で二段10mの太い流れになっている。右壁にはいくつかの細い流れがあり、まとまって岩窪を右斜めに落ちていく。まず右手から岩溝のリッジに取り付き、下段を上がった。上段は本流近くから右斜め下に落ちる細流の小窪に沿って大橋さんがリードした。中盤、ホールドを探るところもあったが、じりじりと攀じり落ち口の先に消えた。緊張のあまり、写真を撮るのを忘れたぐらいだった。
 ウェブの情報と比べてみると、今回の咆哮霹靂ノ滝、雷霆ノ滝の水量は平水より少ない。当日は三人そろってラバーソールを履いた。桜沢の岩には、このラバーソールのフリクションがすこぶる良く、二つの大きな滝の登攀にはこれが幸いした。
                              高橋



雷霆ノ滝の上にも、少し小さい滝があった
二段10m 雷霆ノ滝 下段を上がり、上段は右手の細流沿いを上がった 大橋さんリード

13:21 完全に水が涸れた 大岩をかわしながら先を急ぐ 920mあたりから水が涸れる 遡行終了点まで水がない 13:37 大釜に水を湛えた「おしらじノ滝」。水が落ちていたらもっと綺麗だったろうか 左岸から巻いた

13:56 おしらじノ滝上。すぐに獣道が消えたので沢を歩いた 県道近くの4m滝 釜には水がなく涸れていた

14:09 桜沢を横断する県道に出た。ここから「山の駅たかはら」まで徒歩20分。


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