ウェクラ短信 120
博士山 南会津
2016/04/03
黒川、大橋



8:48 琵琶首から博士山間は登山道がないのでヤブがある


コースタイム
琵琶首下平7:57-林道10:35-1476ピーク11:58-山頂12:25-標高1450m13:20~14:05-琵琶首下平15:54

ルート図






 山スキーの計画を立てるとき、予定のない日を選んで日程を決定するが、天気予報を調べることも大切な要素である。天気予報を調べるには、人によって方法があると思うがsawakazeさんから情報を得た「てんきとくらす」と山岳雑誌に掲載された「HBC雨域天気図」を見てある程度の予想をする。「HBC予想支援図」が読み取れるともう少し正確な予想ができるのだろうが、このときは覚えようとはしなかった。
 
4日前までの予想では雨模様であったが、次の日は雨域が消えていた。崩れるのが早まれば小雨、良くて曇天だろうと、当日の天候を予測し実施することにした。予想に反して、入山口の琵琶首に着く頃には春めいた青空が広がっていた。
 
今シーズンはどこも雪が少なく、リュックにスキー板を取り付けての歩行をしなくてはならなかった。農道には軽トラックがあり、二人のスキー姿に目もくれず、地元の人が物置の前で打ち合わせをしていた。
 
一本杉から小さな沢沿いを進み、868mピークを目指した。雪のある所や無い所があり、歩行するのに苦労する。スキー板を背負っているので、横に張り出した枝にスキーが引っ掛かり、その都度背をかがめたり後ろに下がって枝をやり過ごさなければならない。体力と神経をつかう。
 
笹藪をかき分け、スギ林や雑木林の急登を進むと、途切れ途切れにはなっているが雪がつながっていたのでスキー歩行に切り替えた。高度計をみると1100mを指していた。少しの急登を進むと緩斜面となり、目の前に林道が現れた。ここから美しいブナ林となるはずだが、積雪が少なくヤブが出ている。しかし標高1350m辺りになると雪も多くなり、ヤブが消えて美しいブナ林を見ることができた。
 
1476mピーク手前からは、北方が開けて磐梯山から飯豊山方面を見ることができた。雪屁に注意しながら1476mピークを目指した。ここからは南東方面が開けて、二岐山から那須連山が見えた。
 
雪屁に注意をはらい、いくつかのアップダウンを繰り返して、一番高いピークに立つことができた。博士峠からやってきた3人グループと言葉を交わし、山頂を後にした。滑り出しのところでゆったりと昼食にし、滑走モードに切り替えた。ヤブがうるさいので長距離滑走はできなかったが、春スキーを充分に楽しむことができた。
 
林道を過ぎた辺りでスキー板を外し、下山することにした。張り出した枝がスキーに絡んだり、笹ヤブが疲れた身体に容赦なく降りかかってくる。少しの辛抱で農道に出ることができた。そこには人の姿がなく、静かな段々畑が広がっていた。
                             O.



10:35 林道を横切る 11:29 藪をかわしながら橅の林を登る

11:47 雪庇に注意しながらピーク1476を目指す。左彼方には飯豊連峰が見えた。

11:49 橅林が美しい。





















スキー負ひ春雪求め登り行く吾には似合はぬ名は博士山

藪を漕ぎ斑に残る雪を踏み嶺に至れば雪庇が連ぬ

博士山北方遥かに大雪嶺飯豊連峰息呑む眺め

樹々を縫ひ橅の林を滑り行かば藪の小枝が顔を弾きぬ

                      ku.



12:25 山頂に着いた喜びに万歳ポーズとなる。
11:58 ピーク1476から那須連山や二岐山が見えた。

12:27 北に飯豊連峰が雄大に聳える

13:00 ピーク1476への登り返し。左の高所が博士山























14:04 ヤブのうるさいブナ林を下山する。 同左

14:09 気を付けないと枝に弾かれる
14:14 ヤブに苦労しながら降りる

 14:40 疲れた身体にスキー板が重い。



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