ウェクラ短信 117
会津駒ヶ岳 南会津
2016/02/18
黒川、大橋



10:07 ヘリポート跡地に着いた。例年だとこの辺りはヤブが隠れているが、今年は雪が少ない。


コースタイム
滝沢登山口8:17YOIKOバーン9:08-ヘリポート跡地10:07-水場11:17-森林限界地点12:50-山頂14:0014:26-滝沢登山口17:30

ルート図





今日は駒目覚まし待たず目覚めけり遠足の朝の童に似たり


初駒はリーダー痞へ二人行頂上期して雪道を踏む


幾度も通ひし駒の道なれど辛き登りは相も変らず


暖冬に会津の山も雪薄く燧の裾は樹林の袴


駒ヶ岳頂踏むは三年振り足にて購ふ得難き眺め


駒の斜面若き手練れが神業のシュプールを引き沢に墜ち行く


悪雪と煩き藪に苛まれ尾羽打ち枯らし山下り来たり

                                   ku.


12:33 森林限界近くなると、燧ヶ岳が大きく見えるようになる。尾瀬御池へと続く富士見林道には雪庇がなかった。

12:50 後ろを振り返ると、右に高杖スキー場が見えた。その左奥に、特徴のある二岐山がぼんやりと佇んでいた。

























14:00 やっと山頂に着いた。やれば出来る。でも疲れたね。

14:00 尾瀬の山並みと、左には群馬・栃木の山々が見えた。


























14:02 春になったら「おいで」と、中門岳と大イワナの声が聞こえた。
14:26 下山直前の栃木の山々。右にポコンと見えるのが白根山





 山スキーをやるなら、風の弱い天気の良い日に出かけたい。そんな思いで週間予報を見ていたら、この願いが叶えられるのはこの日しかないと判断し、黒川さんに調整していただき実施することになった。天気の良い日の山スキーが、どのような結果になるのかは、このときは二人とも想像もしなかった。
 前日に降った雪が10cmほど積もっていた。積雪は標高を上げるにつれて増え、山頂では4050cmもあっただろうか。しかし先行者がいたのでトレース跡を有りがたく使うことができた。先行者は、単独のスキーヤーとスノーシューの若者たちだった。
 
YOIKOバーンの尾根上から水場辺りまで小籔が出ていて、下山するときは大変だろうなあ、などと安易に考えながらトレース跡を追った。日向と日陰では雪温が違うのでシールに雪が着き、時々板を強く踏みつけたりしなければならなかった。
 標高1500m辺りに珍しくテントが張ってあり、住人は山頂を目指したのだろう留守であった。途中で会ったが、20歳前後の元気の良い若者たちだった。この辺りからスノーシューの踏み跡が入り乱れ、賑やかになってきた。しかし、単独のスキーヤーはどのトレース跡も使わず登山道の左側にトレースを残している。確かにこのルートだと、アップダウンを少なくして歩くことができた。
 森林限界手前辺りに来ると、富士見林道の先に燧ケ岳が近くに見ることができた。振り返ると、下郷から那須連山、男鹿山塊の山並みも一望でき、足元には源六郎沢があるので尚さら高度感がある。目の前には会津駒ヶ岳が、真っ青な空に真っ白い姿を見せていた。
 ここから嫌らしい登行が続く。源六郎沢源頭部を巻くようにトラバースしていく。目の前に山頂が見えるので、気ばかりが焦って足がついていかない。避難小屋下の樹林帯を抜けると、山頂へと続く中斜面がある。幾度も立ち止まっては呼吸を整え、スキー板を進めるだけである。
 ヤッター!山頂到着。天候とトレースに助けられ、たどり着くことができた。山頂からは360度の展望が得られ大満足。先行したスキーヤーは20代だろうか、挨拶を交わすと源六郎沢に落ちていった。山座同定もそこそこに我々も山頂を後に下山を急ぐことにした。
 水場近くまで来ただろうか、先行したスキーヤーが後から来るではないか。話しを聞いたところ、源六郎沢を途中まで滑り登り返して登山道を滑り降りてきた。とのことだった。普段はエアのあるモーグル競技をやっているようで、半端でない滑りで下山していった。
 我々も後に続けと下山を始めたが、この辺りから南向けの斜面となり、我々の技術では歯が立たなくなってしまった。横滑りや階段下りを繰り返し、やっとの思いでYOIKOバーン上部にたどり着くことができた。
 
YOIKOバーン滑り込んでみると、今までの雪質が嘘のようなパウダーではないか。板も気持ちよく曲がって、あっという間に大曲になっている登山道に降り立ってしまった。黒川さんも今まで苦労した分を取り返すように、気持ちよく滑り降りていった。ここから夏道林道を滑り下り、街路灯が灯りはじめた登山口に、無事下山することができた。


15:11 この辺りから、日向はモナカ、日陰はパウダーとはっきりしてきた。いやな予感がするな~。
14:35 山頂直下のパウダーを楽しむ。このときはまだ下方の雪質など考えてもいなかった。

16:12 水場辺りから、完全にお手上げ。
横滑り、階段歩き、立木をつかんで滑る.
なんでもありのスキー技術で下山する。

YOIKOバーンは二人を裏切らなかった。
ここでパウダーを楽しむことができた。  
良かった~。                  


17:36 明るい内に下山できて良かった。二人の身体をねぎらいハイタッチ!温泉も入らず家路を急いだ。



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