幕山 湯河原
2016.02.06
高橋


帰り道 夏みかんが実をつけていた












参考情報
 「沢の風と空」 幕山 2015.02.01


コースタイム
湯河原梅林9:25-幕山頂上10:21-南郷山尾根11:00-小道地蔵堂跡11:27-星ヶ山見晴台11:5012:20-五郎神社13:42-湯河原駅14:15

ルート図




 幕山は、ちょうど一年前に歩いている。湯河原梅林で梅まつりをやっていた。まだ3分咲きとのことだが、湯河原駅を9時過ぎに出発したバスは、ほぼ満員だった。大きなザックを背負ったり、ヘルメットを持ったりしているのは、クライミングを楽しむ人々だろう。途中の岩にもクライマーが張り付いている。昨年の12月に死亡事故が、さらに3年前にもあったようだ。クライミングは、ちょっとしたミスが命取りになってしまう。
 
梅が咲き始めた登山道を登る。少し登れば、葉を落としたコナラの林が美しい。
 昨年は、体調完全でなく九十九折りの登山道を休みやすみ上がった記憶がある。それに比べて、今年は快調だ。一度も休まずに、一時間弱で頂上へ着いた。昨年より20分ほど早い。早ければ良いという訳ではないが、体調が回復しているのが率直にうれしい。

 どこかで書いたが、登山の歩行は歩きながら休息する。そういう技術が必要である。今日は、その感覚が戻ってきていることを実感する。登山道の歩調はリズミカルだが、沢歩きのそれは乱調である。足元が確かな山道でもつい乱調気味に歩く癖がある。
 幕山には、二人の先行者があった。静かな山頂だった。真鶴半島が霞んで見えた。うす曇りの天候だったが、すっかり汗をかいてしまった。休んでいると身体が冷えてくる。にぎやかなグループが上がってきたので、南郷山へ向かった。このコースは、「自鑑水」じがんすいを回って南郷山へ向かうのが一般になっているが、そこには小さな暗い池があるばかりなので、林道を歩いて南郷山へ直接向かった。
 笹竹に囲まれた急な登山道を転げそうに登り、南郷山の北西尾根へ上がる。標高差70mに過ぎないが、相当につらい。尾根を右手に向かえば南郷山である。以前歩いたことがある。今日は、左へ折れて星ヶ山の方向へ歩く。尾根の標識に「小道地蔵堂寺屋敷跡900m」とある。そこへ行ってみよう。昨日調べてみたら、星ヶ山の頂上は笹の密ヤブらしいので、あまり魅力を感じない。
 小道地蔵堂跡には、平家に追われ窮地に落ちた源頼朝一行を堂主の純海上人が匿い、そのため純海は平家方に強殺されたという逸話がある。石碑の残る静かな場所だ。普段は訪れる者はないようだが、寺屋敷の跡がきれいに整えられていた。この辺りは、国土地理院の地形図では「採草原野」となっていて、星ヶ山へ向かう尾根が緩やかに続いている。芝生の広場がところどころに広がっていて、真鶴半島や相模湾が見える。誰もいない芝生でお昼を食べた。晴れの予報だったが、薄い雲がかかっていて肌寒い。
 小道地蔵堂跡を南東へ向かう舗道を下ると湯河原町のごみ焼却場がある。複雑に分岐する舗装道を辿って五郎神社へ出る。この地図読みがなかなか難しい。神社発のバス時刻までは、まだ20分もあったので湯河原駅まで歩くことにした。


湯河原梅林は梅が開き始めた
岩にはクライマーが まだ9時過ぎだというのに


コナラの雑木林がきれいだ
湯河原の街が見えた


静かな 幕山の頂上だった
急だが歩きやすい登山道が九十九折りに続く


南郷山北西尾根への登り 急でまっすぐ続く
南郷山の方へ枯れ枝のアーチを下る 


南郷山北西尾根の分岐 右が南郷山 今日は左へ
南郷山北西尾根への登りで お椀のような幕山が見える


小道地蔵堂跡 整地された跡に 由来と純海上人の像がある
地蔵堂跡へ向かう途中 南郷山北西尾根が見える 左が南郷山


中央の緑の林の下が地蔵堂跡 草がはらわれて見通しが良い
真鶴半島が見える 今日はかすんでいる


実の付いたハンノキが生る舗道を下がる
星ヶ山 中央奥の丸いふくらみ

帰り道 畑には夏みかんがなっていた


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