ウェクラ短信 113
鶏鳴山 日光南部
2016/01/10
落合、加藤、黒川、大橋、山﨑



8:27 枯葉を踏みつつ、尾根を外さぬよう目標の中山を目指す。歩き始めなので足どりは軽い。


コースタイム
駐車地点8:00-鶏鳴山14:10-駐車地点17:00

ルート図






 新しい年が明けてからの登山は、記憶にないほど実施したことがなかった。というのも、この時期は山スキーが始まっているからである。山スキーのシーズンが始まると登山どころではなくなり、モチベーションが山スキーに向いてしまうからである。
 今回の登山も、毎年の恒例行事となった桧枝岐村の民宿に泊まってのスキー合宿のはずであった。しかし今冬は暖かく、雪が少なくて年が明けてもオープン出来ないスキー場があるくらいである。南会津のライブカメラやスキー場の情報を得ても、とても山スキーなどできる状況ではなかった。それなら登山をしよう、と急遽話が進み、落合さんの働きで今市にある鶏鳴山に行くことになった。
 送られてきたルート図を拝見すると、このところマイナーな山歩きをしているせいか、地形図に描かれた登山道は数十メートルしか歩かないルートになっていた。それ以外のルートは、鶏鳴山へと続く尾根を外すことができない難しい地図読みが必要であった。
 林道から尾根に取付き、しばらくは気持ちの良い広葉樹林の枯葉を踏みつつ歩いたが、すぐに人工林となった。メンバーも久しぶりに会う人がいて、近況報告や健康管理、スマートホンやカメラの話題等々、話しがつきない。今日のルートは誰一人歩いたことがないので、不明瞭な地点では必ず読図する。その都度立ち止まり確認したり、話しに花が咲いたりして思うように歩が進まない。
 中山を過ぎると、北面が伐採されて開けた所に出た。日光連山が垣間見えたが「雪の量が11月から12月初旬の山と同じだね」との言葉がでた。確かに、いつもの年の日光連山とは思われない黒々とした山並みが見えた。山頂へと続く尾根道が北面にかかると、風が強くなってきた。体感温度が急激に下がるのがわかった。ここから幾度となくアップダウンを繰り返すと、前方に急斜面が立ちはだかった。大分前になるが、小来川地区からこのルートを歩いたことがあった。これほどに急登だったとはすっかり忘れてしまったし、思い出すことができなかった。「あの頃は若かったので、こんな急登も苦にもならなかったので記憶に残ってないのだろう」とリーダーが言った。黒さんと顔を見合わせ、なるほどと納得した。
 30分余りの急登を登り詰めると登山道に出た。そこからすぐに山頂となり、岩場の上に祠が祭られてあった。北方には黒々とした日光連山を見ることができた。下山も何度となく地図読みを繰り返し、無事林道に降りたった。計画通りのルートを歩けたことに感謝し、残照に輝く鶏鳴山を後にした。
                              O.




10:17 ポイント、ポイントではかならず地形と地図を確認した。低山では高度計はあまり役には立たない。
9:44 中山を過ぎると、伐採された開けたところから高原山方面が見えた。


11:25 鹿ネットの脇を歩く。ときどき支柱を支えるコードが張ってあるので、気をつけないと足を引っ掛ける。
11:15 西方が開けて、鶏鳴山が左手に顔をみせた。まだまだ遠いなー。

12:56 山頂へと続く急な岩場を行く。陽が当たらないのだろう、地面が凍っていてフリクションが悪い。

13:05 思い思いのルートを選び高みを目指す。辛い登りが続く。





















13:27 静かな山頂には祠が鎮座してあった。地元民を見守っているのだろうか。
鶏鳴山の銘がある

14:08 山頂からは日光連山が見えた。今年は雪が少ないなー。

15:37 下山も、ポイントポイントで地図読みが必要だった。 15:47 伐採された場所にくると展望が開けて気持ちが弾む。ここからもルート図通りに下山することができた。




此の冬は雪少なきに山初めは落ち葉踏みしめ里山を行き


暖冬に日光の嶺の装ひも白き衣は白根ばかりに


久々に山朋友と小登山山の気に触れ憂さを散じぬ


里山と侮る勿れ山は山地図コンパスを欠けば迷はむ


正月に肥えし髀肉を嘆きつつ胸突き八丁喘ぎて登る  

                      ku.



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