竜ヶ岳 天子山塊
2015.12.26
高橋


帰り道 富士山の山ひだがくっきりと見えた











参考情報
 なし

コースタイム
本栖湖キャンプ場8:40-登山道入口8:57-石仏10:06-分岐10:40-竜ヶ岳10:5155-端足峠11:33-本栖湖12:3513:10-本栖湖キャンプ場14:07

ルート図


 暖かな日が続いている。今年は、師走というのに寒さをあまり感じない。11月ぐらいの気温ではないかと思う。おかげで、毎週山へ出掛けたくなる。
 先週と先々週は、御坂山塊の西部を歩いたが、今日は天子山塊の一角、竜ヶ岳にした。12月初めに杓子山を歩いてから、西へ西へとピークを踏破してきたことになる。天子山塊は御坂山塊の南西、富士山の西に位置する南北に連なる山脈だが、竜ヶ岳1495mは、その一番北のピークである。富士五湖の一番西はずれの湖、本栖湖(もとすこ)の南にこんもり盛り上がった穏やかな山だ。静岡県富士市から山梨県の富士吉田市へ向かう国道139号線を北上するときに、朝霧高原からこの大きな山が見える。この辺の他の山とは違い、稜線付近が笹原なのですぐ分かる。前回、王岳を歩いた時に、歩いてみたいと思っていた。
 登山ルートを調べてみると本栖湖側から登る人が多いようだ。駐車場もあるようなので都合が良い。最初北斜面になるが、標高差200mも登れば朝の日差しを受けるようになるだろう。その後は、西へ向かう尾根を歩くので日差しは十分に受けるはずである。この時季、日差しを受けて登るというのは、重要なことである。

朝霧高原から見える竜ヶ岳 稜線付近は笹原 特徴のある山容だ

 本栖湖のほとりのキャンプ場に車を置いて出発する。登山者用の大きな駐車場には、すでに多くの車が止まっている。人気の山のようだ。竜ヶ岳は、この時季、ダイヤモンド富士を見る山として人気のようである。元旦には、頂上がごった返すようだが、年の暮れにこんなに人が集まるとは思っていなかった。
 登山口に向けて歩き始めると、下山してくる人々に会う。まだ朝の9時前である。日の出時刻に頂上についてご来光を拝み、下山してきたのだろう。だが、朝方は富士山には雲がかかっていたので、ダイヤモンド富士は見られなかったのではないか。暗いうちから登って、ご苦労なことである。頂上に着くころには、集まった人々は下山しているはずだから、そう混んではいないだろうと思う。
 暗いヒノキ林の北斜面を上がるとすぐ自然林になる。ミズナラが見える。アカマツもある。左手には、先日登った鬼ヶ岳や王岳など御坂山塊の山なみが樹木の間から見える。右手下には本栖湖の青い湖面が静まっている。急登を過ぎ、穏やかな登りに変わると登山道が西へ向かう。まぶしい朝日が差してくる。ベンチを置いたピークを過ぎると、しばらく平らな登山道を歩く。さっきまで登りに喘いでいた身体が喜んでいる。日もいっぱいに射すので暖かい。もちろん富士山も左手に見える。
 しばらく緩やかな登りをこなすと、石仏の置いてある展望地になる。南には富士山が聳え、裾野に広大な原野を見せる。ここから頂上の肩までが急登だ。笹に覆われた独特の景色の中を登山路が九十九折に上がる。前方には毛無山へ向かう山なみが見える。白い霧氷を見せているのはタカデッキ1921mだろう。振り返ると御坂山塊がミニチュアのようにみえる。

 頂上の肩では、北側の山々が一望できる。奥秩父、八ヶ岳、南アルプスを写真に収める。だが、その頂はいずれも雲がかかって判然としない。竜ヶ岳の頂上には、二組の登山者がいるだけだった。ダイヤモンド富士愛好家は、予測通り下山したようである。


ベンチのある場所から静かな本栖湖が見える
急登をこなすとゆるやかな登りに変わる ミズナラ

平らな登山路をしばらく歩く ブナが見える 左手に逆光の富士が 頂上付近は風があるようだ

石仏のある少し手前 竜ヶ岳の方角 笹原に登山道がある 

振り返ると御坂山塊の西部が見える 左から王岳、鬼ヶ岳、十二ヶ岳のピーク 1350m付近



















前方、毛無山の方角にタカデッキ1921mが見える

穏やかな登りになると北の見通しが開ける 中央の雲は八ヶ岳 中央の雲は金峰山、国師ヶ岳の方角だ

 竜ヶ岳の頂上付近の展望は良い。朝方ガスが懸っていた雲は晴れ、前方に雨ヶ岳とタカデッキが迫っている。南アルプスの山が間近に見える。いつものように、頂上には長居せず、写真を取り終わるとそのまま端足峠(はしたとうげ)へ向かった。どこか、日当たりの良い場所があったら、一休みしようと思いながら、高く上がった陽の光を一身に受け急斜面を降りた。深い谷底へ降りるようだった。
 左手に四角い銀盤が間近に見えると峠は近い。根原集落の貯水池のようだ。一度コルを過ぎて少し登ると平らな登山道になる。雑木の明るい並木道となりしばらく続く。ブナとミズナラが目立つ。どこで休んでも気持ちの良いところだ。峠の看板のあるところまで歩いた。振り返ると、下ってきた笹の斜面がこんもりと盛り上がっている。
 端足峠(はしたとうげ)から本栖湖へ降りた。体力に余裕があれば、雨ヶ岳を登りたいと考えていたが、往復3時間を見なければいけないので、時間が少し足りない。少し物足りないが、ここから下山することにして、本栖湖側に降りた。ミズナラの巨木が目立つ尾根だった。ツガの見事な巨木もあった。


竜ヶ岳の頂上から 雨ヶ岳(手前)とタカデッキ(後方)が見える

雲が懸かっているので分かりにくいが、聖岳、赤石岳、荒川三山の辺り 驚くほど雪が少ない

竜ヶ岳の頂上から 南アルプス北岳付近の山脈 右手の高峰は鳳凰三山だろう いずれも稜線に雲がかかっている 農鳥岳、間ノ岳付近だけが白い


























 霧氷が白く見える 雨ヶ岳が近づいてくる


端足峠から、竜ヶ岳を右に見ながら本栖湖へ降りる
端足峠(はしたとうげ)に続くおだやかな登山路 雨ヶ岳が近い

見事なミズナラの巨木 ツガの巨木も多い 本栖湖が見える



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