ウェクラ短信 110
南会津 キノコ採り
2015/10/03
大橋、山﨑



前回のマイタケに気を良くし、柳の下のドジョウを求めて出かけてみた。沢の畔にあったヌメリスギタケは古くなっていたが、しっかりと木に張り付いていた。あれ程あったハナイグチは数個しか目にすることができなかった。
 今回は沢を挟んで対岸の尾根に取付く計画である。今回の尾根は植生が五葉松やアスナロの針葉樹で構成されていて、前回の尾根とは対照的に薄暗い感じだ。次第に細尾根となり、大きな岩が立ちはだかった。きわどい高巻で乗り越えたが、キノコが目的なのか登山が目的なのか分からなくなってきた。ミズナラの木を探すが見当たらず、毒キノコと思われるものを時々見るぐらいであった。高度計を確認すると、標高は1350mで取付いてから300mほど高度を上げたことになる。また歩き始めてから3時間ほど経ってしまった。
 地形図を確認し、水線のない沢に取りあえず降りることにした。深いヤブもなく源頭部の近くに降りることができた。直ぐに大きな倒木があり、山崎さんが上ずった声で「ナッ、ナメコ」(私にはそう聞こえた)と発した。今日はキノコを半分以上諦めていたので、ヌメヌメと黄金色に輝くナメコを見たときは本当に嬉しかった。山崎さんの提案で採取したナメコを倒木上に置き、後で山分けしようとのことである。さすがはリーダー、いいことを考えるなーと思ったのはこのときだけで、次々と現れるナメコにそんなところではなくなり、自然と各自の籠の中に収まっていった。立派な倒木になると、ナメコ、ナラタケ、ムキタケ、ブナハリタケ、ツキヨタケ、ニガグリタケ、名前の分からないキノコなどが一緒にある。最近は毒キノコと食性キノコの区別が少しは分かるようになったが、まだ山崎さん頼りである。確認しないととんでもないことになってしまう。
 高度を下げて、本流との二俣に出るころにはリュックが重たくなってきた。水流に引っ掛かっている流木にもナラタケがあった。このキノコが出始めると秋のキノコが終わる、と言っていた専門店の親父さんの顔が浮かんできた。これからはナメコ、ムキタケ、クリタケ、ブナシメジが盛んになるのだろうか。自然の恵みと山々に感謝しつつ、紅葉にはまだ早い渓を後にした。


8:00 10日前にあった「ヌメリスギタケ」は
健在だった。

8:17 沢山あった「ハナイグチ」は、
これしか目にすることがなかった。


9:46 尾根に取り付いて2時間近く経つが、
「クリタケ」しか発見できなかった。

10:20 ベニテングタケ」。毒キノコでも
顔を見せてくれると嬉しい。それ程に
尾根にはキノコが少なかった。


11:15 尾根から沢に降りた途端に
ナメコがあった。今日はキノコをあきら
めていたので嬉しかった。

11:58 「ナラタケ」も沢山生えていた。


12:18 右手で採ったら、左手でもゲット。
量の多さがすごかった。

13:10 「ブナハリタケ」も群生
していた。香りの強いキノコだ。


13:29 大きな株の「ナラタケ」があった。




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