ウェクラ短信 108
烏川左俣 安達太良山原瀬川
2015/09/05
加藤、黒川、大橋、山﨑

8:46  遡行中や登山道と至る所で目にした「リンドウ」。紫色がまばゆかった。















参考情報
「福島登高会」 2008.9.23 烏川左俣


コースタイム
駐車場8:05-烏川8:15-魚止メ滝8:27-標高1200m二俣-左俣大滝11:1412:10-カレ沢13:23-登山道13:53-駐車場15:30


ルート図





 奥鬼怒にある赤岩沢を、一泊二日でやる計画を組んだ。しかし天候が崩れるとの予報に、比較的天候が安定している安達太良山塊の沢に転進した。過去に候補に挙がったことのある杉田川水系瀬川流域の烏川である、山﨑Lからの提案で加藤さん、黒川さんとの4名で参加することになった。
 鹿沼からだと東北道を利用して二本松インターで降り、一般道を利用して安達太良高原スキー場まで、休憩をいれて2時間30分余りで着くことができる。広大な無料駐車場には、たくさんの車が整然と止まっていた。すでに出かけて留守となった車や、登山準備中の人たちで賑わっていた。
 烏川に入渓するには、駐車場から登山道を歩き「あだたら渓谷自然遊歩道」の案内板に従うと「滝見橋」に出る。その橋から烏川に降り立つことができる。遡行を始めると3~5mの小滝が続き、見事な景色となって映った。すぐに12mの魚止滝に出る。ここは左岸の遊歩道に一旦出て、滝上から沢に降り立つことができる。勢至平に続く「烏川橋」で、茨城県から来たというグループと会った。ここまで登山道を利用して来たらしいが、下流域の景観を見ないのは残念だった気がした。
 源泉の配管と水管の通った橋を通過すると、綺麗なナメが続いていた。しかし徐々に木々が覆い被さってきた。頭上の木を交わし、釜に入らないで通過するにはどのルートが良いか、難しい選択をしなければならない。トップで歩く山﨑Lはルート選びが大変だ。後続の加藤さんや黒川さんも、別なルートを選んだりして進むが、どちらが楽に通過できたかは分からない。低い体制を長く続けると腰が痛くなる。樹間の空いたところを狙うと深い釜に捕まる。嫌らしい遡行が続く。
 標高1200mにある二俣までの時間が長く感じられた。ここまで特徴のある所がないので、注意してないと高度計と地形図だけでは見過ごしてしまうかもしれない。茨城県のグループは右俣を遡行するとのことであった。左俣に入って直ぐに左岸から支沢が入っていた。確認のため入ったが右俣であった。右俣に入るには二俣が二ヶ所あるということなのだろうか。
 前方に階段状の40m大滝が現れた。木が茂った所を長いこと歩いてきたので、開放感がある。自然と冗談も出てきた。下から見ると全体に岩が濡れていて、ラバーソールではスリップが予想された。乾燥した岩場を選んで歩くが、濡れ岩には束子が活躍した。落ち口近くの10m余りが急登で、四つん這いになって進んだ。この先、少しの小滝が続くが直ぐにボサが被ってきた。資料では標高1400mの分岐で、左沢は枯れ沢となっているが水流があった。本流は右沢と思われるが、水量は左沢の方が多いような気がした。しかし直ぐに水も切れ、更に右岸の窪を選んで登山道を目指した。
 20分のヤブ漕ぎで、賑やかな登山道に出ることができた。後方には安達太良山、鉄山、箕輪山が曇空のなかに見ることができた。
                          O.



8:04 青空が広がった「あだたら高原スキー場」の無料駐車場には、たくさんの車と登山者で賑わっていた。 8:07 渓谷歩道入り口 いよいよ沢へ


8:20 最初の滝 二段6m
8:27 あだたら渓谷自然遊歩道」内にある12m「魚止めの滝」。左岸の遊歩道を利用して橋上に出た。


9:40  取り水配管の上流は美しいナメとなっていて、遡行者を和ませてくれた。
8:29 昇竜の滝


10:52 標高1200mにある二俣に着いた。ここまで変化のない地形だったので、遡行者には長く感じられた。
9:57 美しいナメや小滝が続くと、大岩と木々が行く手を拒んだ。






久々に沢入り来ればせせらぎの音は清けく癒されむかな

瀬を歩み垂水を上る遠近に竜胆の花秋を告げおり

藪を漕ぎ尾根に出づれば賑わしき幼き児等が山遊びせり
 
                                                                  ku.



1:14 左俣の「40m大滝」ヤブのうるさいところを歩いてきたので、一気に開放感に包まれ、軽い冗談が出てくる。

11:21 左俣40m大滝を登る



















12:28 左俣の大滝を過ぎ、小滝を交わすと更にヤブがうるさくなってきた。
13:31 枯れ沢から更に窪地を進み、ヤブを超えて登山道を目指す。

13:53 20分のヤブ漕ぎで、
賑やかな登山道に出た。

14:27 ナナカマドが赤い実をつけた登山道を
下山する。前方、右の窪んだ所が烏川右俣。 
左手奥のポコンと出た所が安達太良山の山頂。




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