ウェクラ短信 102
燧ヶ岳 尾瀬
2015/05/23
大橋、山﨑

14:21 熊沢田代の木道脇にはミズバショウが咲いていた。もう少し経つと尾瀬は賑わうのだろう。















コースタイム
御池駐車場8:26-広沢田代9:23-熊沢田代10:40-山頂直下12:25-燧ケ岳12:35~14:05-熊沢田代14:15-御池駐車場15:12

ルート図






 雪解けが進んでいる様子をライブカメラで眺めては、今シーズンは燧ケ岳でのスキーが出来ないのではないか、と思うほど五月に入ってからの雪解けが早い。このような状況のなか山崎さんとの調整が上手い具合に合い、燧ケ岳スキーを実施することが出来た。いつも一緒の黒川さんは、残念ながら都合が付かず参加できなかった。
 沼田街道を走ると前方に三つ岩岳と大戸沢岳が見えてくる。まだまだ山スキーが楽しめそうな雪山に見えたが、雪があるところまで長時間スキー板を担いだり、ヤブを漕がなくてはならないので国道沿いに雪が消えると奥まった燧ケ岳や至仏山に足が向く。御池駐車場では、理由は分からないが有難いことに駐車料金が無料であった。駐車場内にはすっかり雪が消えていたが、これから目指す方向には雪が繋がっていた。いずれは雪が途切れ、スキーを担がなくてはならないので早々にリュックに括りつけて歩くことにした。
 小鳥のさえずりや、雪の上に落ちた枯れ枝や黒く汚れた雪を見てすっかり春になったことを感じながら、キックステップを効かせて高度を稼いだ。50分ほどで広沢田代に着いた。湿原の中を覗き込むと、まだまだ新芽も見えず冬のままの姿であった。ここから登山道は1986ピークから熊沢田代に向かう。スキー組は2、30mのアップダウンを嫌って、左方向から1986ピークを巻いて熊沢田代に出る。この辺りに来ると初めて燧ケ岳が目の前にドーンと見えてくる。熊沢田代を交わし、樹林帯を過ぎると勾配も急登となる。トラバース気味にスキーを進めるが、油断するとスキーが横ずれする。直登するには斜度が急すぎて出来ない。その中間ぐらいの姿勢で登るが、ストックで滑らないように支えなくてはならないので体力が消耗する。標高2200m辺りでスキー板を担ぐ作戦に出た。重荷になるが、嫌らしいスリップを思うと担いだのが確実に高度を稼ぐことがでる。斜度が緩むと山頂直下の鞍部となる。ここからは雪がないので登山道を利用して山頂に立つ。山頂からの展望は申し分なく、疲れた身体を癒してくれるには充分であった。
 いつもの年なら、山頂直下の大斜面はザラメ雪となっていて快適なスキーを楽しむことが出来る。しかし今日の雪質はザラメ雪の下が凍っていて凸凹があり、思うような所で曲げることが出来ない。斜面の変化をしっかり見てターンしないと飛ばされてしまうだろう。先にスタートした山﨑Lも思うようにいかないようだ。しかし、標高が下がるに連れて雪の状態も安定してきて、ターンが楽に出来るようになった。熊沢田代で木道を歩いたり、ヤブを分けたり、小鳥の声を聞いたりしながら無事駐車場に下山することができた。今シーズンも無事終わったことに感謝してハイタッチを交わした。
                            O.


8:35 雪が切れるのを見越してスキー板を担ぐ。重荷だが足取りは軽い。
 
9:25 広沢田代では雪が消えていて湿原が表れていた。バランスを崩さぬよう木道を歩く。


10:23 熊沢田代の手前まで来ると燧ケ岳が見えてくる。下山はどのラインを滑るか胸が高鳴る。
 
12:17 もうすぐ山頂手前の鞍部 大杉岳から会駒へのしなやかな稜線

   
12:31 尾瀬ヶ原と至仏山 小至仏 笠ケ岳も確認できた
12:22 山頂手前の鞍部に着いた。後方には白根山が顔を見せていた。

12:34 土曜日なのに、山頂には人が少なかった。後方には越後の山並みが見えた。














12:36 尾瀬沼と遥か彼方に日光連山が見えた。

14:02 難斜面もなんのそのです 14:02 この斜面でこのポジショ



14:05 いつもの年なら山頂直下の大斜面を気持ちよく滑るが、波打っていてターンが思うようにいかなかった。




















14:29 熊沢田代から1986ピーク辺りは完全に雪が消えていた。

15:12 車も少なくなった駐車場に無事下山した。今シーズンも無事に板納ができたことに感謝である。




















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