ウェクラ短信 101
大杉岳 南会津
2015/04/29
黒川、大橋、山﨑

15:40 道路脇には、フキノトウが咲き乱れていた。
















コースタイム
七入り駐車場08:11-標高1270mピ-ク9:55~10:10-標高1400m大杉沢右岸尾根取付き地点11:03-大杉岳13:20~14:15-大杉沢左岸尾根滑降~標高1400m右岸尾根取付き地点15:05-R352号標高1330m地点15:45-七入り駐車場16:43



ルート図







 奥只見へ抜ける国道352号線は二日後(5/1)に開通の予定である。ゲージが開けば尾瀬御池駐車場まで、15分足らずで入ることが出来る。そこから標高差400m少しであるから、90分くらいで山頂に立てる。われわれ物好き集団は体力創りと称して、七入り駐車場に車を止めた。(8:11)
 七入り山荘手前から、モーカケ沢右岸尾根を1194目指して西へ進む。取り付き点からわずか30分足らずで、尾根の雪は乏しくなり板を脱ぎすて、ツボ足で歩く羽目になった。1194から鞍部まで下ったあたりから、硫黄沢よりに尾根から離れた。スキー板を履き直し、若干トラバースぎみに標高を上げた。1270から派生する尾根を一つ越えてから、小尾根を1270目指して急登に汗を流した。目の前に「モーカケノ滝」が出現。木々が邪魔をしてはっきりと確認できず残念であった。
 1300から50mの最後の急登をかわし、通称「ブナ平」に着いた。モーカケ沢が国道に近づく1370付近から、渡渉地点を探し当て、国道を北へ渡り大杉岳側に移動した。見渡すことのできる限界までブナが立ち並ぶ。その間に少しのナラの木が遠慮がちに立っていた。餌探しに精を出す若いカケスの番い(つがい)が、低空飛行を繰り返す。山は春の訪れを告げていた。
 ほの白いブナの息づかいに息を止め、五感を忍ばせる時間。水平線に「もやっ」と映る豪華客船のように、時間が止ったままピクリともしない。植生がブナからダケカンバの若木に変わる1400地点。レモンのような淡いオレンジ色のそよ風が、やさしく首筋に巻きつくように通り過ぎて行った。
 本流を渡渉してやっと大杉岳の登山口に着いた。これからが本番だ。アップダウンの連続とスキーの脱着で体力を6割ほど浪費した。通常の登山なら山頂を目の前にして、エンジン全開というところだが、身体が悲鳴を上げた。こんなときは田中陽希がするように、でかい声を張り上げる元気回復スペシャルが一番だ。「えーい」「えーーい」対岸に当たり、かえってきたこだまが身体をゆすった。
 標高を上げるにしたがい、コメツガの針葉樹が地盤を築く。陽の当たる度合いで雪解けの進み方が違い、段差ができスキー板の登行モードを頻繁に変える。前半戦の果実のない登行より、大杉沢右岸尾根の勾配は、もはや山やにとって、チャレンジ精神をかきたてる素晴らしい尾根であった。1750から100mを「忍」で登り終わると勾配が緩む。眉間にこれ以上ないというほどに、皺を寄らせた表情がゆるむ。もう登ることはない。
 遠く東に佇む「会津駒ヶ岳」は象の背中のように大きい。西の「燧ケ岳」は二日後には何百人の登山者が訪れることだろうか。ひとときの静寂をいとおしむように。厳冬に打ち勝った容姿が眩しく見えたのは、一人だけではないはずである。
                          山﨑




0811 七入りP出発(道路閉鎖中)

 
0837 P1194手前 尾根筋に雪は消えていた
8:19 七入駐車場から硫黄沢左岸尾根に取り付く。このときは、途中で雪が無くなることなど考えてもいなかった。

8:46 ピーク1194から雪が無くなり、ヤブこぎを強いられた。
緑色のザックが笹原によく映えた。



















0937 P1270まで 硫黄沢よりの沢を登る
1003 1270からモーカケノ滝

10:26 急登を登りきると、平坦地となりブナ平に着いたことがわかる。国道352号がすぐ近くにある。


1051 国道を北へ横切り 大杉岳よりに
1138 本流を渡渉 尾根に取り付く


1253 カバノキをのぞき込む 2mは超える
1253 山頂手まえ 燧ケ岳を望む

 
12:59 標高1700m辺りから植生がブナからオオシラビソになった。ここでも緑色のザックが映えた。
  1320 「大杉岳」

1327 少し東へ移動 視界が開ける
1336 しばし休憩

1336 「会津駒ヶ岳」がどっしりとたたずむ さぞや賑やかなことだろう


























1437 あっという間に取り付き点に戻る
1429 針葉樹林帯を快適に滑降

15:25 地元の軽トラが通るくらいで、静かな国道。 1538 国道をショ-トカット


1558 子カモシカがこちらを覗っている

1608 2か所カットして 国道を30分歩き駐車場へ 実に長い道のりだった お疲れ様


















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