鷲頭山 沼津アルプス
2015.01.18
高橋


道路脇に、たわわに実る夏みかん















コースタイム
多比集落10:00−多比口峠10:58−鷲頭山11:5012:15−志下坂峠13:06−志下坂峠登山口13:20

ルート図



 北国のあちこちから、この冬の厳しさを伝える便りが届いている。だが、当地東海の南国は、新年から晴れの日が続ている。東京から名古屋を結ぶ太平洋側の気候は、1月のあいだ安定することが多い。ただ、風の強い日もあるので必ずしも快適とは言えないが、きのう18日は、恐ろしいほどの凪の日だった。
 沼津アルプスの稜線を歩けば、樹木の間から海が見える。駿河湾の海面は、波もなく湖のように静まりかえっていた。目を凝らせば、小虫のような漁船やヨットが音もなく滑っている。ときどき、高速船が海面の静まりを裂いて、ゆるやかな弧を描きながら遠ざかる。
 鷲津山を中心とする沼津アルプスは、海が見えるところに特徴がある。山から望む眺望は、だいたい山と谷と決まっているのだが、ここからは、駿河湾の海岸線と海が間近に見える。遠方から来る人にとっては、富士山が端正な姿見せるのも魅力であるかも知れない。身近に住んでいるとそれが当たり前だと思い、それらの良さが分からなくなる。

 穏やかな晴れの日、鷲頭山へ登った。いつものように多比(たび)の集落を遅い時間に出発して、多比口峠へ上がる。そこから鷲頭山、小鷲頭山、志下坂峠と歩き、海側の登山口へ降りる。海を見ながら沼津アルプスを楽しむ、最も体力消耗が少ないルートである。毎年ここを歩いてきた。
 ここは冬の間、おもに雪の山を歩かない人々でにぎわう。少人数で早い春を楽しむ登山者、団体の初心者のグループ、足元おぼつかない高齢者、重い荷物を担ぐ訓練者などなど、それぞれの思いを抱いて集まってくる。お昼時の鷲頭山の頂上は、これらの人々でひときわにぎやかになる。
 当日は、思いのほか、多くの登山者とすれ違った。この時期に、いつも人が多いという訳でもない。数えていたわけではないが、
40人ほどの登山者と行き会ったと思う。これだけ多いのは、めずらしことだ。天気が良く風もない、絶好の日和であったためだろう。



風の無い静かな駿河湾 淡島が見える 稜線の鞍部が多比口峠 峠へ上がり左手へ縦走

高度を稼ぐと海が見え始める
半島の突端が大瀬崎
いつものところにみかんの無人販売がある
一袋100円で安い  今年はみかんジャムも置いてあった


樹間から海を見ながら歩く のどかだ
照葉樹の林は緑の葉がいっぱい 峠が近い

多比口峠へ上がると
富士山が姿を見せる



鷲頭山に至る縦走路に群生するウバメガシ

備長炭の原料となるウバメガシ 戦時中、よく刈り尽くされずに残ったと思う

遠くに南アルプスの山並みを望みながら歩く 爽快



















静かな駿河湾 大瀬崎が見える

沼津市街と富士山 駿河湾が弧を描く 左手遠方に南アルプス























志下坂峠を海側に降りバス停を目指す




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