ウェルネス・クライマーズ短信 089
三ノ宿山〜鳴虫山 前日光
2014/12/07
加藤、山ア、大橋

9:42 P1188から稜線沿いに三ノ宿山を目指す。倒木に雪が着いている。

















コースタイム
大木戸尾根取付き7:50−三ノ宿山8:3040−大木戸山10:1020−滝ケ原峠13:0035−合峰14:50−ピーク840手前コル15:5055−合満淵駐車場16:27

ルート図


 滝ヶ原峠〜銭澤不動尊の詳細図






 含満ヶ淵無料駐車場に駐車し「日光田茂沢御用邸記念公園」と長ったらしい名前のバス停から「細尾リンク入口で下車し、三ノ宿山〜大木戸山〜三ノ宿山〜滝ヶ原峠〜鳴虫山合峰〜897P〜日光宇都宮道路〜駐車場と、地形図に載ってる登山道歩きが300mと、県道横断が1ヶ所あるだけの、ルートファンディングが絶対に必要なスケールの大きい山行を山アLが組んでくれた。
 愛想の悪かった運転手のバスを下車し、スケートリンクを目指して歩くと、右手のスギ林にひっそりと祠があった。そのとき停車中の車から一人の男性が近づいてきて、どこを登山するのかと聞かれ、地形図で説明してあげると「歩かれる辺りは鹿が多いんだよね」「右手の沢に仲間が入っているんだよね」との返事、狩猟目的だった。無線機を持ってるようなので、仲間に我々の登山ルートを教えるだろう、とのことでスギ林に入って行った。
 1188峰までは難しいところもなく、踏み跡のしっかりした稜線に着いた。途中には熊の痕跡が何箇所もあった。どんぐりしか食べるものがないのだろう楢の木ばかりが折られて無残な姿になっていた。相変わらず小雪が舞っていて、笹原にうっすらと雪が積もっている。1188峰から尾根歩きで三ノ宿山を通過し、静かな佇まいの大木戸山に到着した。ここから折り返して滝ヶ原峠を目指す。この稜線で嬉しい奇跡が起こった。今日初めてご一緒したENさんが、3週間前にこの辺りを登山したとき、紛失してしまった高額サングラスを本人自らが発見したのだ。道々にあった石祠のご利益があったのだろうか。自分のことのように全員で喜んだ。
 1158峰までは気持ちの良い稜線歩きが続いた。ここから滝ヶ原峠までは、迷いやすい尾根が何ヶ所かあり、ピーク毎に立ち止まっては読図とコンパスで修正しながら進んだ。滝ヶ原峠に降り立ったときは13時を少し回っていた。遅めの昼食後、残り半分の鳴虫山合峰から含満淵に無事たどり着けるか、こちらも高度な読図を必要とするだろう。1時間と15分で鳴虫山登山道に出た。元気な加藤さんがトップで引っ張てるのでペースが早い。合峰から登山道を離れ、何ヶ所かある「銭澤不動尊」の看板を目指して、急な道を下山していった。しかし途中から看板がなくなってしまった。地図やコンパスを持たない登山者が迷い込んだら、無事にたどり着けるか難しいと思った。
 標高800mまで下山して、正面にあるピークが地形図上にないため4人で頭を傾げてしまった。しかしここにも「銭澤不動尊」の看板があり間違いないことは分かったが、どうも納得がいかず気持ちの良いものではなかった。しかしこのピークは、家に着いてから検証してみると840Pではなかったかと思われた。こういくと地形図を見ても納得することができた。地形図では銭澤不動尊があるところまで林道の印があり、銭沢不動尊が見える所の写真を見ても、本流と思われる沢が右手にある。我々は左岸を下山してきたのだ。また銭澤不動尊から日光宇都宮道路までけっこう歩いたと思う。これでどうだろうか。840Pまで行ってないのに、すでに通過したものと思い込んでしまった節がある。
 銭澤不動尊に着いてからも間違いを
犯してしまった。不動様の正面ではなく、社の側面に向かって柏手を打ってしまった。加藤さんから言われるまで気がつかなかった。

 不動尊を後に、日光宇都宮道路を横切り、古河電工の発電所までくると目の前が駐車場である。登山を開始したのが7時50分、帰還したのが16時30分、この間誰とも会うことがなかった。遠方を見上げると、赤薙山にしっかりと雪が着いているのが見えた。
                              O.



647 日光市の含満淵駐車場をあとにバス停へ向かう

8:21 細尾町スケ−トリンク大木戸沢左尾根7:50スタ−ト 1188を目指す


9:14 少し小雪が舞う すっきりした稜線を三ノ宿へ

9:22 両岸が切れたやせ尾根



9:34 三ノ宿山 良いぺ-スです10分早いです

9:45 大木戸山へ向かう 標高を落とす



9:47 鞍部に佇む祠 おひさまに向かう方向に立つ 何とも言えない優しく穏やかな表情だ

10:18 大木戸山1286.7 地形に表示は無い 最高峰なのに?


1124 男体山は雪雲がかかる 古川電工(旧)工場とその社宅も見える



1157 滝ケ原林道まで火は使わない計画 エネルギ-を補給

11:38 気持ちの良い稜線歩きだが、風が冷たく手袋をしていても手がかじかんで痺れている。



 沢登りから山登りへ誘われ、すぐに返答した今回の計画です。2週間前に楽しんだ山々ですが、今回は個人的に一緒に行きたいE氏を誘い、クラブの皆さんの暖かい返事に甘えての参加に至りました。
 お世話になるばかりの
E氏は超人です。何かの弾みで3週間前に紛失したサングラスを、縦走路で偶然見つけました。見つけたい一心の思いもあり、大切にしていた物です。発見した喜びは私自身も嬉しいかぎりでした。
 一部初めての縦走路もあり、心弾むばかりです。最初から急高の始り1時間
30分も進むと三ノ宿に着き、雪のちらつく山頂です。驚くのが熊の生息地帯です。熊棚縄張りの爪あとなどがありました。地図とコンパスで地形を把握しながら進み、時折修験道の痕跡の祠がやたらと目に着きました。どうやって当時運んだのでしょう、などと議論しましたが、結果はわからずなぞに包まれました。夢が膨らむ一瞬でも有ります
 アップダウンの起伏の苦労する山旅の最中に、突然ドカーンと銃声が此れには驚き注意しながら進みました。昼食はやはり山談議、残雪期には県北に行く計画もありトントンと話は進む。食が進む中今日最後の登りは恐ろしいほどの急高です。足跡も無く一歩一歩すすむ中尾根のなか、難しい問題があり、下山道はどちらの尾根に進むか迷う地点に遭遇、皆さんと議論しました。此れも叉勉強になりました。
 東峰からの下山も同じく地図の勉強でしたが、山崎さんの的確な読図で難なく進む事が出来ました。銭沢不動尊へ下山しました。
 今日の山旅は、先頭を任された責任と皆さんの協力のもと、楽しく9時間20分の縦走を堪能しました。
                               ka.



1300 前回の鳴虫山からの下山は右手金網柵を懸垂した 今回は左前方100mの位置から取りつく

1257 下に林道が見える ちょうど滝ヶ原峠にでる


13:38 滝ヶ原峠を後にいきなりの急登だ。鳴虫山合峰までどのくらいかかるだろうか。



1450 鳴虫山の主稜線「合峰」 ここから銭沢を目指し下山開始 日がだんだん落ちてきた

1500 急な下降が続き 油断はできない



1534 前方のピ−クが地形図に無く 戸惑う

1553 四人寄ればなんとかで 銭沢源頭部に着く 840ピーク手前鞍部に立つ


16:02 銭澤不動まで続いてる沢を下山する。落ち葉が溜まっていて非常に歩きにくい。

16:10 火防の神の銭澤不動に着いた。ここまで来ればもう安心だ。本流らしき沢も見えた。



1609 火防の神「銭沢不動尊」 確りと手を合わせる
16:27 もう少しで駐車場に着く。今日は誰とも会うことが無い静かな山旅を楽しんだ。背に達成感と安堵感漂う。



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