2014.08.30 2014年のハイシーズン


 激しい雨の音で目が覚めた。まだ夜明けまえだ。
 このところ、天候が不順だ。まだ、8月末だというのに、この三島で最低気温が22度だという。9月末並みの気温ではないかと想像する。
 梅雨が開けてもまともに晴れたのは数日で、毎日雲の多い日が続いている。雨の降らない日がないほど、毎日にわか雨が降る。お盆にも満足に晴れた日はなく、その後二週間経つが、毎日が、「大気の不安定な」と修飾語が付くことが多い。太平洋高気圧の勢力が弱いためと説明されているようだが、こういう夏はそう体験したことがないほどめずらしい。
 夏野菜の不作、高騰が言われ始めているが、米の作はどうなのだろうか。ビールや清涼飲料水、アイスクリームが売れず、海や山へ出かける人が少なくなるのは必定なので、関係者にはすでに影響が出始めているのではないか。先日も、テレビで、ガソリン価格の下落が言われている。夏休みで出かける人が少なく、ガソリンが売れないからだという。消費者にとっては、ありがたい話だが・・・・。4月に消費税が上がった影響もあり、消費が低迷している期間が4ヶ月続いている。この「冷夏」がアベノミクスにとどめを刺す、と考える向きもあるようだ。

 われわれSSCにとって、今シーズンは最悪だった。6月の梅雨時に中止した奥秩父豆焼沢ばかりでなく、7月に奥秩父滝川本流、帝釈山地赤岩沢、8月に同赤岩沢、吾妻連峰大滝沢ホラ貝沢などが次々に中止になった。6月末から8月末まで、ほとんどまともに会の沢登りをしていないことになる。赤岩沢などは、7月に1回、8月に2回、計3回の計画を立てたが、いずれも雨天の予報で中止を余儀なくされた。
 梅雨明けの8月は、たいがい天候が安定するハイシーズンなので、沢屋にとっては、もっとも心弾む季節なのだが、今年は暗雲に包まれている。とは言っても、新しいプランを立てるのを止めることはないだろう。沢へ行きたい、歩きたいと思う心は、何度でも計画書をつくり、沢の中で遊ぶ自分自身を想像するだろう。沢歩きは、もともと天候と折り合いを付けて遊ぶゲームだ。9月の秋晴れの中に水と戯れる自身を夢想して、これからの秋を迎えたいと思う。




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