玄倉川本流2 丹沢山塊玄倉川
2014.07.27
高橋
(ハイパーVソール)

右岸の岩に群生していた山百合














参考情報
「沢の風と空」 丹沢の沢を歩くー沢のガイドー 玄倉川本流2
  http://www.sawakaze.sakura.ne.jp/kurokura02.html


コースタイム
玄倉林道ゲート駐車場9:03−新青崩隧道9:46−玄倉川入渓9:50−モチコシ沢出合10:18−石崩隧道11:53−玄倉林道ゲート駐車場12:45


ルート図




 今日は、日進ゴム(株)ハイパーVソールのテストもしたかったので、西丹沢の玄倉川本流を歩いてみた。先日、下流部を歩いたので、今日は旧青崩隧道の下から入渓して、玄倉ダムの手前までを歩いた。玄倉川の丹沢黒部と言われる廊下があるところだ。
 先週のマスキ嵐沢の遡行でもヘルメットの姿を結構見かけたが、今日は駐車場に着くと
20人ほどの集団がいて驚いた。どうやらキャラバン主催の沢登り体験会と重なってしまったようだ。団体が出発する前にこちらが先に出掛けられて幸運だった。どうやら同じ所を歩く様子だ。とにかく駐車場には、別グループを含めると30人近くの人数がいたことになり、さすがに丹沢だなと思った。だが、この辺を歩いていた10年以上前は、誰も歩く者がなかった所なのだが、いったいどういう風が吹いているのだろうか。表丹沢がヒルに侵略されていることと関係があるのだろうか。今頃、葛葉川本流は、閑古鳥が鳴いているのかなあ。


満車 大勢の遡行者が居る どうやらキャラバンの沢登り体験会のようだ 小雨と霧の中を出てきたがいつの間にか青空に 10年以上前 いつも独りで準備して静かに出掛けていた この狂騒をみるとそんな日が懐かしい


 玄倉林道ゲート前の駐車場から新青崩隧道までは、40分ぐらい。そこから左の旧林道へ入って2分ほどで旧青崩隧道になる。ここの入口は閉鎖されている。隧道の前から左へ降り枝尾根を下がる。沢までの距離を半分ほど下がると、踏み跡は左の窪へ下がりそのまま玄倉川へ降りてゆく。今日は涸れている。ここは、水量があるときは水が流れている。沢に水が流れていないというのは、何か間抜けな気がする。この先を歩き、本流が左へ大きく曲がり平瀬になると水が流れ始める。この辺りに来たのは、5年ぶりぐらいだと思うが、以前はもっと水があった。これは、今年の降雨量が少ないのか、上流の玄倉ダムの取水量が多くなったのかどちらかだろう。
 いずれ今日は玄倉ダムまでの間、水の少ない本流を歩くことになり、ちょっと残念だった。水量が多い時には、遡行の難易度は高くなるが、結構面白い遡行になる。水が少ないとリスクも小さいが、遡行の楽しみも少なくなってしまう。


入渓後左へ大きく曲がると平瀬になる


時に小さな滝をかける 白い閃緑岩が美しい
巨岩帯が現れる 水は穏やかに流れている


 巨岩帯が現れると両岸がそそり立ち、そのうち左に絶壁が現れる。沢幅が徐々に狭まり沢が大きく右へ曲がると右岸に岩の割れ目から水が流れ落ちてくる。割れ目の奥には大きな滝が見える。モチコシ沢の大棚だ。二段60mと言われているが、そんなには無いように見える。水の流れる岩の割れ目を上がると、モチコシ沢の大棚が大きく迫ってくる。水量が多い時は、滝の傍まで行くのも大変だが、今日は滝の真下まで簡単に近付くことができた。
 偶然にも上段を登っているシーンを見ることができた。中段で一人がリードを確保している。リードは水流左をじりじりと登っていく。思ったよりは難しくはないのかもしれない。だが、とても登れるとは思えない高さだ。


水の少ない廊下を行く スラブと玉砂利の沢 水は澄んでいる ときどき小さな滝が出迎えてくれる

岩の切れ目から水が流れている モチコシ沢だ


大棚下から 下段の滝 20mぐらいだろう
大きな滝が見えてくる 大棚二段60mと言われている 上段左を登っている クライマーがいた 中段にはビレイヤーが見える


 モチコシ沢出合を過ぎて、本流が大きくUの字にカーブする。水の多いときは、ここから玄倉ダムまで楽しめるところだが、水量が少ない今日は困難なところは無い。「あと10センチ水量が多ければ面白くなるのに」と思いながら、大岩を登ったりスラブをへつったりした。2mスラブ滝そして背の立たない淵がある。この淵は泳ぐか右岸のスラブを高巻くしかない。右岸には残置ロープが下がっている。ここの通過は誰しも頭を悩ませる。この先には2mCS滝ともうひとつ深い淵がある。この淵は泳ぐ他なかったのだが、その半分は小砂利で埋まり、泳がずに左のスラブを越えられた。
 ここを越えれば、もう少しでダムだ。休まずに歩いてきたので、昼食にする。まだ廊下だが流れの向きが変わり河原に日が差している。頭上にはまぶしい緑。前方には巨岩の重なったゴルジュと淵。目の前には白いスラブのゆったりとした流れ。河原に寝そべっておにぎりを食べた。
 後続のあることを知っていたが、ここで二人組に追い越された。全身ずぶ濡れだ。泳ぎを使って廊下を抜けてきたようだ。そういう歩き方もあるのかと新鮮な感じがした。先の淵でも泳いでいた。沢を歩いていても泳ぐことには抵抗がある。体力消耗や体が冷えるという心配があるからだが、このルートだけで引き上げるのなら、「遡行+泳ぎ」も真夏の選択肢としては面白いだろう。


水の深い淵は碧みがかった水になる
スラブをへつりつつ小滝を越えて


釜のある2m滝 左をへつりスラブを越える
深い淵 泳ぐか 左の岩を高巻いて数mを懸垂するか 左に残置ロープ


2m滝 釜が砂利で埋まってしまった
小さな滝 深い釜がある 左のスラブを上がるか 釜に入るか

最後の淵 正面の岩を上がってCSの小滝を上がる 玄倉ダムはこの先すぐ



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