四十八滝沢 桂川大幡川
2014.06.30
友人二名、高橋
(フェルトソール)

沢に白い花 ウツギか










遡行図  




参考情報
「沢の風と空」2009.10.04 御坂 大幡川四十八滝沢
http://www.sawakaze.sakura.ne.jp/091004sijyuhatitakisawa.html

コースタイム
北登山口9:15−1070m入渓9:50−三段の滝上10:52−大滝16m上11:10〜20−七福ノ滝11:26−白竜ノ滝12:14−1500m二俣(右俣へ)12:40−1510m12:45〜13:00−(北へトラバース)−登山道13:15−渡渉点13:51−北登山口14:45


ルート図




 古い友人と沢へ出かけた。つい先日、久々にメールを頂戴して、今度の沢行きが実現した。もう一緒に歩くことも無かろうと思っていたので、再会は嬉しかった。
 私は友人を作ることが少ない。友人の少ないタイプの人間だ。よく考えてみると、友人とする資格を厳しく求めるためだと思う。他人のことは分からないが、たいがいの場合、人として尊敬できる面を備えていることが条件になっている。私は、友人の中に生きる上での師を求めているようだ。
 他愛無い会話の中にあるいは手紙やメールのやり取りの中に、その人の生き方というものは、自然に現れてきてしまうものである。日常の生き方の中に、尊敬できる人格というようなものが見える。そこに惹かれるのだ。「人に惚れる」ということばが最もふさわしい気がする。もっともこれは世間一般のことなのかも知れない。ただ、友人というものについて、ひとと語ることが少ないがために、そんなことを考えてみることもしない。それだけのことかも知れない。
 歳を取ると、人のつながりを有り難いことと思う。自分の人生の中で、巡りあう友の少なさを考えれば、当然のことだろう。

 四十八滝沢は、連瀑の滝である。標高1100mから1550mぐらいまで、標高差450mに渡って急な斜面に滝が連なっている。そんな沢である。ゆったりと沢を歩く、というようなイメージからはほど遠い沢だ。ガツガツ沢を登る。次々に現れる滝をやっつける、というような表現がぴったりする。難しい滝がそうあるわけでもなく、かといってどれも簡単に登れるという訳でもない。そんな「ちょうど良い滝」が連なっている。
 ナメ滝、スダレ状滝、直瀑、トイ状滝、段々滝、岩窪など、様々な滝が現れる。多様な滝に合わせた登攀技術が試されると言っても良いかも知れない。全体的にはそう難しくないので、楽しく登れる沢である。ただ、岩が剥がれやすいので、これだけは注意したい。

 当日は、梅雨の晴れ間を伝える嬉しい天気予報だったが、雲に覆われた遡行になった。標高が上がるとガスも降りてきた。
 ひょっとした間違いで、予定していた入渓点の手前で沢へ入ってしまった。標高1070mである。予定していたのは、1200m付近なので、標高差100m以上も余分に歩いたことになる。ただ、この「間違えた遡行」も連瀑とナメそして難しい12m滝を楽しんだので、元は取れたと思う。この12m滝が初滝だろう。一見そう難しくなさそうだったので、友人が水流右から取り付いたが、上部がいけない。手掛かりのない傾斜のあるナメで、フリックション頼りの登攀になる。慣れていない人は、左の登山道から巻いたほうが良いだろう。

 うかつにも最初の勢いに任せて、水量の多い滝に次々に「挑戦」していったので、カッパを着ていたのに肌が濡れてしまった。さらに水を浴びないと登れない滝も出てきて、次第に身体が冷えてきた。身体が冷えると動きも鈍くなり、休んでいても震えが来る。これで戦意喪失。1500mの二俣でまだ連瀑の続く本流左俣に別れ、右俣の細流の滝を上がった。ここからショートカットして、登山道を目指すことにした。もっとも本流の滝もこの二俣の先少しで終わる。
 右俣の滝を上がってから、左岸を北にトラバースして登山道をめざした。なかなか登山道が現れず、少し心配が始まったころに立派な登山道に出た。ゆるやかな斜面でヤブもないトラバースだった。10分か15分ぐらいだったと思う。このルートは時間が押した時には使える。

 北登山口には、「登山道に崩落箇所があるので登山禁止」とあった。だが、今日歩いた範囲では、それらしいところは見当たらなかった。1200m付近で登山道が四十八滝沢を渉る辺りに一部崩れかけているところがあったが、通過に支障はない。




1070m付近 穏やかな流れから始まる 4m前後の滝、そしてナメが次々に現れる


昨日雨が降ったのだろうか 水量が多いので濡れる
どこまでがひとつの滝か分からない

最初の大きな滝 初滝12m 
ひとりは水流右を上がるも苦戦 残りは左の登山道へ上がって巻いた 
この上が三段滝 一段目の上を登山道が跨ぐ 二段目は水流右が立っていてちょっと難しい


大滝16m 上部が難しそうなので左のガレから巻いた
小滝が続く先に7m滝、七福ノ滝10mが見える


7m滝 右から小さく巻いた 
七福ノ滝10m 水量がかなり多い 水を嫌って右の岩を上がり落ち口直下のバンドを右岸に渉る 水流左、残置支点のあるところを上がった 水量が少ない時は、右水流沿いを登ったほうが簡単だろう


5m、4m滝 上段は濡れる
水水水 濡れて寒いので水を避けたい気持ちが増してくる


左写真上部に見える5m滝 登れないので左を小さく巻いた
スラブ8mナメ滝 上に5m滝  8mナメ滝は右から入り中段を左へ 上段は左を上がる 小さいホールドを拾って この上に白竜ノ滝(7m+5m)

白竜ノ滝二段12m(7+5m) 右から上がり中段を左水流沿いを上がる 上部で左岸へ渉り、上段は水流右の岩溝を上がる ここが少し難しい
 この少し上で、両俣とも滝で落ちる明瞭な二俣(1500m)になる

白竜ノ滝 左の窪 上段が難しいときは左の窪へ移り高巻く方法もあるだろう



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