ウェルネス・クライマーズ短信 073
博士山 会津
2014/03/29
大橋 山ア




コースタイム
琵琶首08:20P86809:08P95010:00151150m林道10:50P140011:5012:101476m南南西尾根合流12:28−博士山12:52P140013:3514:25−琵琶首15:35


ルート図







会津田島から国道400401と乗り継いでいきます。
49号会津坂下に抜ける道です。

檜枝岐よりも豪雪地帯です。
国道沿いの、と、いっても山間の道路、道幅が狭くカーブも多くて慎重な運転になります。

半端でない雪がV字谷に襲いかかるように、張り出しています。

平野部に入ると、赤、青の傾斜の強い屋根を構えた、農村があります。
そこには人々の営みがあり、村を行き交う人達の、生き生きとした姿があります。
今の表情は、雪解けとともに、柔和に感じます。

何か別世界に行ったような感覚でいます。
通りすがりの私達も感じること大です。
                                       ya.


琵琶首地区 森に祠があります。

段々畑上部から振り返った先に、駐車した車が見える。今日も晴天だ。




 山崎Lの企画で、博士山山スキーを実施することになった。
 博士山という山名は、会社努めのとき、同僚の実家が博士山の近くにあるということを聞き覚えていたので、前々から興味のある山であった。
 博士山の由来を調べたら以下のようだった。
 「博士の語源は、その昔、大和朝廷が東北の民を治めるとき、太刀を腰に佩(は)いて(手挟(たばさ)んで)峰通しにたどったところから、「佩かせ」と呼ばれ、転じて「博士」となったという説が伝わっている

 博士ということで、最近になって命名したのかなと思っていたが、当たり前のことだが随分と昔からハカセと呼ばれていたらしい。
 しかし「佩かせ」から「博士」になったのは最近のことと思うが、どうなのだろうか。

 山々にはまだまだ雪は残っているが、土手にはフキノトウが顔を出し、すっかり春らしい季節となった。
 スギ林のいきなりの急登となった。前方にタヌキが姿を見せ、よたよたと横切っていった。
 868峰の急登を超えると細尾根が続く。上手い具合に立木を利用して超えようとするが、スキー板が木や岩に引っかかったりしてなかなか思うように進めない。
 アップダウンが続き、スギ林や雑木林の変化のある斜面を超えると、林道が横切っていた。
 林道を越すとブナ林となった。これだけの美しいブナ林はなかなかお目にかかれないだろう。緩やかな斜面がどこまでも続き、ブナ林に暖かな日差しが注ぐ。スキーを止め、耳を澄ますと風の音と小鳥の囀りしか聞こえない。どこまでも静かな山域である。
 標高1400を超えると、前方に1476峰らしきものが見えてきた。左手には峰々があるが、どこが博士山かはっきりとは分からない。あそこまで行けば博士山がはっきりするだろうと、スキーを進める。
 雪庇の先に山頂らしきものが見える。しかしそこに行くには、切り立った1476峰を降りなければならない。細木に掴まりながら、斜度の緩い場所を選んで少しづつ降りた。
 1476峰まではトレース跡があったが、ここからはトレース跡が消えていた。

 雪庇に注意し、雪崩に怯えながら、どうかあの先より高い頂きがないようにと願いながら、スキーを急がせた。
 山崎Lがこちらを向いて、万歳しながら「ヤッター」と叫んだ。とうとうやった。やり通した。ここまでの道のりが長かった。
 ネットで調べたときは簡単そうだったので、余計難儀に感じたのだろうか。 
 山座同定後、入山者がいない貸切の博士山を、後を振り返ることなく下山した。
                              O




左手が段々畑、右手の一本杉から今日の戦いが始まる。


スギ林の急登を行く。前方にタヌキが顔を見せてくれた

868ピークを過ぎると細尾根があった。立木を利用して、上手い具合に難所を交わして行く。




雑木林の小木がうるさい急登を行く。

950m ブナの木に熊棚が多数あります



1200m斜度はないが疲れが出るころです
標高1130を横切る林道。雪が消えると車が走るのだろうか。

林道を過ぎると一面の美しいブナ林となった。耳を澄ませば、風の音と小鳥の声しか聞こえない。


























1400m 尾根滑降も良いですが左手の沢を予定

ブナ林の細尾根を行く。

まだ食べ物が少ないだろうに。
目覚めたのだろうか。     


標高1476からの眺望だ。
雪庇の先に博士山がある。

雪庇を難なくこなし、山頂へとスキーを進める。
胸が高鳴る。                     


ヤッター!
感動の一瞬に、声にはならない声が出る。

1476ピークを振り返る。     
ここまでが大変だった。苦労した。



1476から15分経過 雪庇を避けて

霞がかかっていたが、那須連山が遠望できた。


徒渉しなくてはならない場所があった。

無事下山の喜びに、思わずガッツポーズが出る。

デブリもあり神経をすり減らしどうにか抜けて段々畑に到着 今日も完全燃焼でした


段々畑を下山して、登山口の琵琶首神社に戻ってきた。




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