湯ノ丸山雪山ハイク 上信国境
2014.03.09
SSC 2名(TY 、MH)




コースタイム
湯ノ丸高原駐車場9:20−湯ノ丸高原キャンプ場9:45中分岐9:55鐘分岐10:25湯ノ丸山山頂11:4012:20小梨平分岐13:10中分岐13:5514:10駐車場14:35



 2月の山行計画は、大雪等の悪天候によりことごとく中止に追い込まれてしまい一度も山に登らずに終わってしまった。太平洋側を通過する爆弾低気圧によるものらしいが、それにしてもこの記録的な大雪により関東周辺を中心に交通機関は乱れ、東京でも奥多摩の部落が孤立する等、過去に聞いた事も無い様な被害が出た。除雪が進まないとのニュースが流れる度に山行の計画を見直し、登山口まで安全に入って行ける山を選定した。
 スーキ場のある所は除雪も心配ないだろうと考えて、スーキ場直近の山を選び、天候も考慮して湯ノ丸高原にある湯ノ丸山に行く事にした。この山は、過去に一度レンゲツツジの咲いている時に登った事が有り、なだらかな山容を見せる女性的な優しさのある印象の強い山である。地蔵峠にある湯ノ丸高原駐車場に到着すると、さすがにスーキやスノボーの客が多く駐車場は満車状態であった。
 駐車場から湯ノ丸高原キャンプ場方向へ進む。この時季キャンプ場も雪の中に埋もれ静まり返っていた。積雪はかなりあるがトレースはスノーシューで固められており、何ら問題も無くツボ足で歩けるので嬉しい。カラマツ林の中を進み中分岐に到着する。ここから湯ノ丸牧場方向に進路をとり進む。 




雪が深く道標も首だけ
雪に埋もれ静かなキャンプ場


 中分岐からは30分足らずで鐘分岐に到着した。空は抜けるような青空で風も無く最高の雪山ハイクである。ここでコーヒタイムを取り、熱いレモンティーを飲みながら目の前にそびえる湯ノ丸山を見て、あの頂きにこれから挑戦する期待と、この雪山に来る事が出来た事に対する喜びを肌で感じる一瞬でもあった。ここの鐘分岐には、立派な釣鐘が設置されているが肝心の音を出す金球が付いていないのである。何故かと聞いたところ、鐘を鳴らすと放牧している牛に悪影響を与える事から取り外したとの事、ガスがかかった時に道導になる為の物ではなかったのか。



立派な釣鐘
穏やかな山容の湯ノ丸山

釣鐘の上に立つ風見鶏


 標高1850Mに位置する鐘分岐から、夏道とは違い牧場の正面から一気に2100Mの頂きを目指して直登するのでアイゼンを着装して登ることにした。最近はスノーシューを履いて登る人がほとんどでワカンを着装している人を見る事が少なくなったが、雪を固めてくれるのでそれはそれで良いと思う。スノーシューのトレース跡を頼りにアイゼンを効かせて高度を稼ぐ、雪を踏むアイゼンの音が心地よい。振り向けば視界を遮るものも無く浅間山から、かすかに噴煙が上がっているのが見える。


遠く黒斑山の奥に白く噴煙を上げる浅間山


 風も無く穏やかな山頂に到着である。どこがピークか分からない様な広々とした山頂、東に浅間山、黒斑山、西に烏帽子岳、直ぐ北側に角間山、南に南アルプスが薄っすらと見える。この360度見渡せる大パノラマをゆっくりと堪能する事ができた。この素晴らしい眺望を与えてくれた天候にも感謝である。


山頂から烏帽子岳を望む
山全体が真っ白な角間山


 ゆっくりと休憩をとり下山は、山頂から西側のルートを取り烏帽子岳の登り口の鞍部、小梨平分岐まで下りる事にした。下山途中、烏帽子岳から縦走して来て湯ノ丸山に向う4人とすれ違ったが、誰もがスノーシューを履いて急登を登って来る。アイゼンで登る方がバランスも取れるのではないかと思いながら鞍部まで下りた。ここから湯ノ丸山南斜面をトラバースして、中分岐を経由してキャンプ場を通り駐車場に向う事にした。このコースを下山中、誰とも会う事も無く中分岐に到着する。時間に余裕が有った事から長めの一本を取った。
 気温が低い為、雪はサラサラしているが圧雪されておりトレースには問題も無くアイゼンのまま歩いて駐車場に戻る事が出来た。アイゼンを着装して雪道を歩くのは、今年初めてであったが冬山の感触を身体全体で感じる事が出来て、最高の雪山ハイクになった。
                             TY




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