ウェルネス・クライマーズ短信 070
長須ヶ玉山佐惣沢 帝釈山地
2014/03/01
黒川 大橋 山ア

ツタウルシの枯れ枝










コースタイム
燧の湯先林道970m08:001075m佐惣沢出合09:30〜45−1714ピーク12:30〜13:401075m14:30−林道970m15:00


ルート図







 南会津での山スキーといったら、会津駒ヶ岳、大戸沢岳、三つ岩岳に行くことが我々にとって当たり前のことであった。しかし今回はネットでの情報を基に計画した。

 長須ヶ玉山を地形図で見ていたら、実川支流矢櫃沢の源頭にある大丈田代の目の前にある山並みがそうであった。このときもYa(リ)とKuさんと三人での沢登りであった。このときはまさかこの山を山スキーで挑もうとは夢にも思ってなかった。今から8年も前のことである。

 船岐川林道は台倉高山と帝釈山の登山口へと続いている。余談であるが登山口には立派なバイオトイレがあった。

 ときどき霧氷が降る林道を佐惣沢出合いへと急いだ。出合いで休んでいたら東京から来たという若者たちが来た。我々と同じ長須ヶ玉山を目指すらしい。ここまで1時間掛からなかったらしい。若いってのは羨ましい。我々はそれより30分も掛かっている。気持ちはいつも若いつもりだが身体が証明してくれた。

 沢を歩いていると沢登りでの地図読みが出てくる。はっきりした沢形があると高度計と地形図を見比べながらここはこの場所だと確認してしまう。沢だと、ほぼ100%間違わない地点選択ができるようになった。これもSaさんの影響が大きい。

 標高1500辺りから急登となるが、ジグを切らなくても登れる斜面を超えると緩斜面となり1714ピークに立つことができた。ここから山頂まで1時間弱で行けるが、時間切れと天候も思わしくないのでここから下山することにした。

 雪質は重く思うようには滑らせてくれなかった。途中で木にぶつかるアクシデントをしてしまった。木の手前で曲げようとしたが、スキー板が重雪に食い込んでしまい曲げることができずに転倒してしまった。幸いにもスキー板が木に当たり事なきを得たが、下で見ていたお二人はヒヤリとしたことだろう。反省反省!その後は転倒しない慎重さで下山し、Ya(リ)の復帰祝いと健闘を祝ってハイタッチを交わし、燧の湯に向かった。
                                 O.



共同浴場「燧の湯」から除雪されたところまで車で入ることができた

長い道のりをシール歩行で先を急ぐ。ときどき小雨まじりの霧氷がちらつく。


1028m舟岐川に架かる橋から 魚を見てる目ですね

















今は閉まっているがキャンプ場があった。左手には炊事場の建物がある。

昔は人が住んでいたのだろうか。雪の重みで相当傾いていた。






雪被る杣道行けば栗鼠跳ねぬ春を嗅がむと巣を出たるや

先立ちのリーダー追ふは易からず腰にメス入れ三月も経ぬに

後来(きた)る若者三人(みたり)吾等越し束の間遙か先登り行く

事もなげに悪雪滑る両兄を尻目に吾は悪戦苦闘
                       ku.




標高1500m辺りで振り返ったら会津駒ヶ岳方面が見えた。

佐惣沢出合いで休んでいたら、東京から来たという20代の若者男性1、女性2名のグループが追い越していった。



現在の脳細胞は「クライミング・ハイ」 あと一息で白い台地が君を待つ

1714のピ−ク ダケカンバとミズナラ



1700を超えた 無心に登る様子が分かる これが山だ
佐惣沢源頭部の急斜面を登ると斜面が緩んでくる。1714ピークはもう少しだ。


長須ヶ玉山にはガスがかかっていて全容が見えなかった。
1714ピークにあった熊棚に雪が積もっていた。時間切れで今日はここまでだ。

視界が悪いなか

腐れ雪の急斜面を降りる。

スピードをセーブしながら降りる。 聞こえるのは雪を駆る音だけだ。


静かな林を滑る。

樹間を避けながら滑る・滑る。


悪雪をものともしない力強い滑りだ。次回のスキー山行に夢が膨らんだ。



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