ウェルネス・クライマーズ短信 069
会津駒ヶ岳
  南会津
2014/02/11
伊佐野、黒川、大橋



ルート図




湯の花温泉入口の丁字路。
道路の雪も除雪されていて走りやすい。

三つ岩岳に雲がかかっていて頂上が見えない。
晴れてくれるといいのだが。






快調と覚へて歩み進むれは追って応ふる六十路の骨身

楽しみは山に登りて昼餉時缶の麦酒の栓開くる時(曙覧を真似て)

風もなき春の日和に雪も温み泥田のごとく板を阻みぬ
                         ku.



大戸沢岳登山口。
手前には車がなかったが、トンネル過ぎに、猟師と山スキーヤーの車があった。






 会津駒ヶ岳は何度訪れたんだろうか。20回、30回、いやもっと足を運んだのかもしれない。一番最初に訪れたのも山アLが一緒だった。二人だったのか複数だったのか記憶がない。どの辺りまで行ったのか、どこをどう滑り降りたのか思い出すことができない。

 この山の下山には3つの選択ルートある。一般的で安全なコースが登山道と並行して滑り降りるコースだろう。2つ目は、山頂直下から直接源六郎沢に滑り降りるコースがある。頂上から滑り降りることができるのとその下に待っている大斜面が最高に気分が良い。ましてや森林限界から山頂を目指す人たちの目に、嫌が応でも見つめられるということで、年甲斐もなく気分が高揚する。雪の状態が良ければ、標高1500辺りまで滑って小沢を登り返し登山道に出る。雪崩が発生しないか。沢が口を開けてないか等の状況を判断して滑り降りる。危険と判断したら、標高1800ぐらいからトラバースして登山道に出るルートを選択する。大斜面を楽しんだ後は、沢筋を下山するか尾根筋を下山するかである。

 3つ目は避難小屋下からカワゴイワ沢に降り立ち上ノ沢を下山するルートがある。ここも大斜面が待っている。しかし南向きの斜面なのでパウダーは余り望めない。悪雪を覚悟して降りなければならないだろう。何年か前に降り立ったときは沢雪崩があり怖い思いをして滑ったことがあった。このルートは林道に出るまで沢筋を下山しなければならないので、積雪状況によっては徒渉を覚悟しなければならないだろう。3つあるルートで一番リスクが高いと思う。

 今日の計画は標高1700ぐらいと決めていたのでのんびりムードである。幸いにも前日のトレースがあり使わせてもらった。疲れてくるとつい足を止めて休みたくなるが、立ち止まる度に先行者との距離が開いていってしまう。小幅でもいいから、足を前に動かして行ったほうが短時間で目的地に着くだろう。分かりきったことだがつい足を止めて休んでしまう。

 景色を眺めながら三人それぞれの昼食を楽しんだ。このところ黒川さんは雑炊に凝っている。伊佐野さんはカップ麺とお稲荷さん。私は相変わらずウドンである。湯でウドンに卵、ネギ、椎茸、天かす、粉末スープから成っている。私としては贅沢品である。

 日の当たる場所は悪雪で思うように板が回ってくれない。日の当たらない場所はパウダーとなっていて滑るのに苦労する。斜度が緩いところなど逆ラッセルしなければ進むことができない。スキー板を誤魔化しながら標高を下げていった。途中で伊佐野さんが足を痛めてしまった。せっかくいい場面を写真に収めようとしたのに残念である。しかし林道に着く頃には痛みも取れたのか颯爽と滑走してた。

 今度訪れたときは、山頂に行くことができるのか神のみぞ知るであるが、山頂直下の大斜面を仲間と一緒に滑っている姿に夢を馳せている。
                             O.



1月に来たときよりも積雪が多い。
湧水が出ているところを注意しながら渡る。

アンテナ(ヘリポート跡地)を過ぎて。
春のような陽気に立ち止まりブナ林を見上げる。


急登に汗が滴る。
あと少しの辛抱で緩斜面になる。


振り返ると日光連山が見える。 野鳥の鳴き声と我々の息づかいだけしか聞こえない。

























重い悪雪に苦労する。いつもの滑りができない。雪質によってこんなにも下手だったのかと悩まされる。

場所によって雪質がころころ変わる。神経を使いながら下山する。この後Iさんにアクシデントが待っていた。


今日も絶好調だ。この一滑りのために苦労して高みを目指した。



















やってしまった。転ぶと全身が雪の中に埋もれてしまう。これも山スキーの楽しみの一つだ。

日の当たらない場所は最高のパウダーだ。面白いように板が回ってくれた。




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