箱根の散歩 芦ノ湖西岸歩道
2013.08.18

高橋









コースタイム
箱根町9:18−白浜9:46−百貫ノ鼻10:30−真田浜10:46−立岩11:09−小杉ノ鼻11:22−湖岸で休憩11:30〜47−亀ヶ崎12:03−深良水門12:14−湖尻水門12:32−桃源台12:45



名を知らぬ野花

タマアジサイ 同左つぼみ ヒヨドリバナ

イヌトウバナ ミズヒキ



 いつの間にか、日の暮れる時刻が早くなっている。暑かった夏も終盤に向かいつつあるのだろう。自分の年齢からすると、60回以上の夏を迎えたはずだが、夏の記憶が鮮明に残っているのは、少年時代と20代、50代の夏だ。少年時代は、故郷、雫石川での雑魚(ザッコ)獲りと水遊び、20代は南アルプスの登山、50代は関東の沢登りに、夏の記憶が凝縮されている。記憶というのは不思議だ。どれもが、自分の遊びと結びついている。とすれば、遊びの少なかった今年の夏の記憶は、すぐに忘れられてしまうのだろうか。
 お盆休みの最終日、18日に、箱根、芦ノ湖の散歩にでかけた。例によってリハビリだ。(【rehabilitation】心・身の機能と構造の障害と生活上の支障が生じたときに、その問題の解決を支援する総合的アプローチ)
 
連日35度近い気温で、エアコンの無い室内では、この夏をやり過ごすのはなかなか難しい。まして、少しでも運動をしようとなると、もしかしたら命がけになってしまうかもしれない。芦ノ湖は、海抜700mの高地だ。自宅と比べると5℃ぐらい気温が低い。近くにこんな避暑地があるのは、有り難いことだとつくづく思う。

 芦ノ湖西岸歩道は、芦ノ湖の西岸を通る歩道だ。歩道と言っても、登山道ほどの幅で、必要以上に開発されていないのが良い。文字通り、歩くために造られた歩道だが、最近はトレイルランニングや自転車の愛好家にも利用されているようだ。全行程に渡って樹木の陰を歩けるようになっているので、真夏でも快適だ。ときおり、芦ノ湖の展望が開け、対岸の駒ヶ岳や神山が見える。場所によっては、踏み跡を見つけて涼しい湖岸に降りることもできる。何と言っても、外国語の飛び交う芦ノ湖東岸のような猥雑さの無いのが良い。子供連れと外国人で混雑する船着場や関所前などと比べて静寂が保たれている。当日も数グループのウォーカーやランナーに会ったに過ぎない。ただ気になるのは、ときおり通過するモーターボートの音だ。静かな樹間を歩いていると機械音は雑音だが、場所がらやむを得ないのかとあきらめる。
 西岸歩道は、駅伝記念館のある箱根町から芦ノ湖の北端、湖尻まで11kmだが、その先の桃源台まで歩くことになるので12kmのコースだ。桃源台は、ゴンドラやバス、遊覧船の発着する箱根芦ノ湖側の交通の要になっている。当日はお盆最終の休日なので、比較的空いていると推察したが、期待に応えてくれず子供づれで混雑していた。だが、これも時節がらしょうがないのだろう。
 西岸歩道は、アップダウンの少ない平坦な道だが、久々に長い距離を歩いたので、さすがに疲れた。帰りは、予定通り遊覧船に乗って帰ることにした。静かな芦ノ湖には似合わないにぎやかな「海賊船」に乗り、歩いてきた西岸を見ながら、つかの間の船の旅を楽しんだ。西岸を見るにつけ、その行程の長さに自ら感心した。




箱根園地(箱根町)の看板
芦ノ湖の東岸を望む 山のホテルが見える

白浜  故障して修理中のボートがあった 歩道は樹の陰を縫うが、時々展望が拓ける


百貫ノ鼻の手前で湖がのぞく
真田浜 誰もいない 静かだ 箱根の山々


西岸歩道 右下は急斜面で湖に
もう芦ノ湖の南端、箱根町は見えない

小杉ノ鼻の先、休憩場所から駒ケ岳(右端ピーク)方面 同地から神山(中央ピーク)を仰ぐ


湖尻の水門 歩いて渡れる
亀ヶ崎 西岸歩道にはこんな看板が要所にある


桃源台は近い 船出のにぎやかな音がする
芦ノ湖キャンプ村 湖畔の歩道

「海賊船」の窓から  歩いてきた芦ノ湖西岸を見る



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