箱根の散歩 箱根神社
2013.07.21

高橋、Hi

紫陽花が盛んだった 里の時期とはずいぶんずれている















 仲間は、檜枝岐・実川硫黄沢へ出掛けている。難しい沢ではないようだが、いくつか通過困難な箇所がある。webの遡行記録を読み込んでいけば、難しい箇所は自然に分かる。沢の記録というものは、通過が難しいところに限って詳細に書き残されているものだ。緊張した登攀は、よく記憶に残るということだろう。今日が仲間の下山予定で、気懸かりだったが、ただ待っている訳にもいかず、出掛けることにした。
 前回は、西丹沢へ出かけたが、家族に少々心配をかけたので、きょうは箱根の散歩にした。まあ、リハビリという位置づけだ。車で20分も走れば箱根の西端、元箱根へ出る。今回の療養の時に、長女が心配をして、箱根神社からお守りを頂いてきたので、きょうはそのお礼参りを兼ねたつもりだった。
 静かな箱根を想像して出掛けたが、箱根はバカンスのど真ん中だった。何でこんなに人が多いのだろう。来るまで気が付かなかったが、もう夏休みが始まっていた。箱根はやや高級なバカンスに入っていたのだった。最近の箱根は、人が少ないと思っていた。だが、にぎやかな箱根もまた良いものだ。圧倒的に若い人が多い。そして外国人。アジアの人々、そして西洋人、中国人などなど。顔つきから判断すると、東南アジアの人が混じっている。いままでは、あまり見かけなかった人々だ。世界の新興国として活躍する、東南アジアの繁栄を垣間見た気がする。
 箱根神社は、巨大杉が林立する芦ノ湖畔近くの山麓にある。由緒ある「矢立の杉」は、樹齢1200年というからすごい。人間の寿命の何倍なのだろうと考えるあたりは、自分が歳をとったという証拠なのだろう。行ってみて分かるのだが、この神社には、天狗の現れそうな気配が有る。街の中のスレた「初詣で神社」や「七五三神社」ではなく、人間の力が及ばないような怪しい雰囲気がある。もともと神社とは神々の住まいだ。そういうところなのだろう。そういう点からすれば、この箱根神社は、いかにも霊験あらたかである。めったに神々の効用を信じない私が、わざわざ出掛けたのも、この魅力によるところが大きいからだろう。日本人の私がそんな風に、箱根神社を異界のようにみなすのであるから、外国人、特に西欧人にはどのように映るか想像できる。
 芦の湖畔は混雑していたが、幸い車を停めることもでき、ゆっくりと参道を歩いた。鳥居はもとより、神社内の建物には鮮やかな朱が使われている。巨大杉の起立する樹間に映える朱の色が、神社の非日常性を際立たせているように見えた。敷地としては大して広くないが、杉の巨木が見せる空を突き刺す景観が、天空への広がりを見せていた。湖畔の賑わいに比べれば参拝者もそう多くない。静かに参拝をして、今回の療養のお礼をした。
 このあと、湖畔の遊歩道を歩いたが、今の身体にはなかなか応える。相方がまだ歩きたそうだったが、途中で車へ引き返した。とはいえ、体力の回復は明らかだ。慌てずに、成り行きに任せようと思う。


鳥居 運良く人影がない
国幣小社箱根神社と過去の歴史が刻まれている

なかなか雰囲気のある参道を歩く





















巨木の杉 驚くほど太い幹
矢立の杉 樹齢1200年と有る


湖畔の賑わいに比べれば静かだ
表参道 登りだせばそう長くはない


拝殿はこの奥にある
拝殿に併設された九頭竜神社


今日の芦ノ湖は少し暗い
船庫前の橋 湖水祭の時にこの下から船を繰り出す


いつも閑散とした湖畔道にも人が多い
芦ノ湖の湖畔道



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