横沢 富士川芦川(山梨県市川三郷町)
2013.06.17

高橋

ツキヨタケかな ヒラタケのようにも見えるが













参考情報
この遡行には、次のweb情報を参考にしました。
http://page.freett.com/sawanobori6/page061.htm
 「その空の下で。。。」2013年4月13日御坂 芦川 横沢


ルート図



コースタイム
発電所前8:55−スダレ状滝12m−CS8m滝11:00−高巻き開始11:16−680mピーク12:18−峠12:36−横沢650m12:38〜54−720m地点(遡行終了)14:23−峠15:40−発電所前16:15
                      *かなりゆっくり歩いています。参考タイムです。

プロローグ
 山梨県市
川三郷町を流れる芦川の支流横沢を歩いた。静岡県に住んでいる者からすれば、横沢は近い。自宅からは80kmほどである。時間を測ってみると、現地までちょうど2時間だった。最近は、様々な用事の間に出掛けることになるので、今日も単独になった。近くに同じ愛好家が居れば、誘ってみたいとも思う。だが、用事の合間に、しかも天気の事情で突然出掛けるような山行は、やっぱり単独が良いということになる。
 今日は、御殿場経由で現地へ向かった。御殿場から西へ山中湖、河口湖、西湖、精進湖と富士五湖を巡るように走り、精進湖から358号線へ入り、右左口トンネルの手前で左折して市川大門へ向かう36号線へ入る。5kmほど芦川沿いに走れば小さな芦川第三発電所が右手に見える。そばの橋の下を流れているのが横沢である。車はすぐ先に見える右手に停められる。5台ほど駐車ができる。
 最初は、横沢序盤のゴルジュ8mCS、不動の滝20mの核心部が難しそうなので、標高660mの峠まで登山道で上がり、その先の横沢を蛾ヶ岳までをのんびり歩こうと思った。だが、いろいろ調べていると、序盤にけっこう綺麗な滝が現れるようなので、序盤から歩くことにして、核心部は標高550m左岸の枝尾根から大高巻きすることにした。この高巻きはweb情報の記録には無いので、歩けるのかどうかわからない。

ゴルジュ8mCS滝まで
 発電所の前の橋から横沢に入渓する。入渓してしばらくは、両岸に人間臭い石垣や堰堤が現れる。幹線道路からアプローチ無しで入渓できる沢なので仕方ないのだろう。
入渓から15分ほどでようやく滝らしい滝が現れる。この辺りで、ヘルメットを被って来なかったことに気付いたが、もう戻る気もない。
 横沢は大きな滝は少ないが、滝の多い沢だ。どの滝にも褐色の苔が付いていてよく滑るので、傾斜が緩くても油断できない。沢は落ち葉が流されずにあり、やや荒れた感じの沢だ。最近、どの沢にもタワシを持って行くようにしている。この横沢でも大活躍だった。タワシがなければ半分の滝は恐くて登れなかっただろう。
 どうしたわけか、黄色い毛虫が多い。季節柄なのか、それとも異常発生したのか。この時期、毛虫の嫌いな人は出かけない方が良いだろう。両岸高く枝を伸ばす樹木の葉を食べる毛虫のようだ。ときどき上から落ちてくる。沢の岩には毛虫がいっぱい付いている。ホールドに手を伸ばすと至る所に毛虫がいるので要注意だ。


横沢手前の路肩に車を停める 芦川第三発電所のすぐ前の橋から入渓 橋から堤防の上を歩いて入渓

入渓 こんな雰囲気 しばらく人間臭い こんな石垣もある


やっと滝らしい滝が 2m、4m滝 上の滝がちょっと難しい
傾斜のゆるいナメ滝8m よく滑る


小滝が続く
傾斜のゆるいナメ滝8m上部

5m滝 左から回りこんだが中盤が難しい 右を巻く




























三段の滝一番上5m 左を巻いた
三段滝 どの滝も褐色の苔が付いていて滑る


スダレ状滝12mの上 小滝
スダレ状滝12m 下段を上がって左のルンゼを上がり巻いた。ぬめっているので、手前から右岸を巻いたほうが早い。


本流はゴルジュになる 入口の3m滝
標高550m 右岸の枝沢 


ゴルジュが続く
8mCS 左岸に二本、新しい固定ロープが下がっていた CSはかなり大きい 左岸の尾根を上がり大高巻きをした

 大高巻き
 ゴルジュ8mCS滝には、左岸ルートに真新しいロープが二箇所に残置されてあったので、無理すれば突破できたかもしれない。だが、その先には面倒な不動滝20mの高巻きが控えているので、予定通り標高550mまで戻って高巻きをすることにした。左岸には取り付きやすい枝尾根が突き出ている。ここに上がって、右手に崖を見ながら枝尾根を上り詰める。そういう計画だ。だが、途中、露岩が出て行く手を阻まれることはないだろうか。それだけが心配だった。だが、現地を歩いてみる他、それを確認できる術がない。ルート開拓のつもりで歩いた。
 枝尾根に取り付いた後は、ヤブも無く登りやすい。上部で露岩が出て来るが、左右に交わすか、簡単なところは岩を登るように進めば、行き詰まるところはない。かすかな踏み跡もある。体力を使い果たしたと思われる頃、ようやく680mのピークになる。北西部が開け35号線沿いの集落が展望できる。
 ピークからは、歩きやすい尾根を南西へ向かい660mの峠を目指す。峠には小さな石仏があった。沢へ下る途中には、人が住んだと思われる、広い平坦地がある。どのような生業でここに住む人々が居たのだろうか。
 大高巻きの時間は、1時間20分ほどだった。核心部を巻いてしまうのは残念だが、腕に自信のない向きは、このルートを高巻くのが良いだろう。特に難しいところもない。






高巻きの枝尾根へ上がる

枝尾根から北側が展望できる
上部で出てきた露岩 問題ない


露岩 左から交わす
ピークの岩場 35号線沿いの集落が望める


峠には小さな石仏 水が添えられてある
ピークから峠へ向かう途中 蛾ヶ岳方面

人が住んでいたと思われる広い左岸


 遡行再開、標高720mまで
 標高650mからすぐゴルジュになる。小さな滝が連続して現れるので面白いが、斜瀑やトイ状滝などクセのある滝が多いため、神経を使う。序盤の遡行をせずに、標高650mから蛾ヶ岳まで遡行しても楽しいだろうと思う。問題は、流れがどこで涸れるかだ。地形図に示された蛾ヶ岳から北へ下る登山道は、踏み跡もないようなので水量のあるところまで遡行して、沢を戻るのが良いかも知れない。
 
スリップの恐い難しそうな滝では、どれも自分のペースで、じっくりゆっくり登ったために思いのほか時間が懸かってしまった。初心者をまじえた大人数で遡行する場合は、時間が掛かると考えておいたほうが良いだろう。
 今日は、大きなスラブ滝の上、標高720mの地点で時間切れで遡行を終了することにした。どの滝もクライムダウンするには不安があるので、ロープを使って懸垂で降りた。峠に上がって登山道を集落へ降り、駐車地点に着いたときは、16:15だった。この登山道は、踏み跡はあるがほとんど歩かれていない様子で、岩屑が転がって歩きにくい。



すぐゴルジュになる
二段5m滝

トイ状滝8m 右を巻いた


























5m滝上部 クラックを登ってから落口を左へ移動 滑りやすい
二段トイ状滝(3m、5m) 両足で突っ張って奥の5m滝へ

二段トイ状滝の上にもトイ状の流れが続く 今日は時間切れ、ここで終了



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