愛鷹山 愛鷹連峰
2013.04.23
高橋

日当たりの良いところにモミジイチゴの花が盛り















 桜が咲いたあとは、何か冴えない天気が続いている。3月に5月並みの温かい気温になったり、4月中旬に3月初旬並みの寒い日が続いてみたりという具合だ。4月は、雨の少ない天気の良い日が続いたが、この地方は連日強い風が吹いた。このところ、週末の天気も荒れぎみの日が多かった。とはいえ、この荒天と寒さももう終わりだろうと思う。もうゴールデンウィーク間近なのだから。
 暖かくなってくると、自然に足が沢へ向く。4月中旬にもなると、丹沢辺りは上半身が濡れさえしなければ、寒いことはない。沢を歩いていると自然に汗をかく。そんな頃、新緑の下を遡行するのは気持ちのよいものである。今年の春は、ちょっと体調を崩して沢を歩いていない。


林道は、新緑が始まっていた
登山口までは小一時間歩く

 そんな訳で、またまた愛鷹連峰へ向かった。気持ちのよい天気だったので、久々に出掛ける気分になったのだ。その愛鷹連峰も、遠目に山肌が賑やかになって来たが、稜線付近はまだ寒々としている。実際にはどうなのだろう。そんな思いもあって、出掛けてみた。平日なので、水神社の駐車場も他に一台止まっているだけだった。長いこと仕事をして来たので、平日に歩くのは何か後ろめたい感じがする。いつまでこういう気持は、残るのだろうか。

山肌に新緑の盛り上がりが 山桜が所々にふくらんでいる 赤い新芽も

 愛鷹山は連峰最南のピークだ。いくつかの登山ルートがあるが、水神社から林道を上がって沢沿いを登り、愛鷹山の直下、北の鞍部(1100m)を経由して頂上を目指すのが最も早い。最初途中まででも歩ければいいと思ったが、いつのまにか頂上を目指す気持ちに変わっていた。30分歩いて休憩をとれば、今の身体には調度良いだろう。体力をセーブしながらゆっくりと歩こう。それが最初の思いだったが、いつもの通り、ほとんど休憩を取らない歩きになっていた。歩き出すと、昼食を取るまで止まらない。いつもそうだ。だが、決して早いわけではない。止まって休むことが落ち着かないのだ。今日の天気予報はくもりだったが、ときどき晴れ間が出る気持ちのよい一日だった。何か得した気持ちだった。
 山の麓はようやく春がきたというように、桜が咲き、木々の芽吹きが始まっていた。山肌が木々の新芽や山桜のふくらみが競うように盛り上がっている。山が笑い出した。まだ少ないが、春の花も咲き始めている。モミジイチゴ、ミツマタ、ミツバツツジ、アセビなど。山肌には思いのほか赤っぽい盛り上がりが多い。赤い新芽を出す木々がこんなにもあるということだ。

頭上にミツバツツジが咲き誇る アセビの赤い新芽が美しい

ミツマタが満開に 稜線近く 桜がちらほら

 登るにつれて風が強くなってきた。1100mの鞍部に立つと、富士市側から強い西風が吹いていた。天気の変わり目なのだろう。雲が飛ぶように動いていく。愛鷹山の頂上は、この鞍部から急登をこなせば15分ぐらいだろうが、今日はここで引き返すことにした。鞍部の周辺は、山桜、コブシが花をつけ、ブナの木々だけが淡い緑の新芽を吹いていた。この辺りの樹木が競うように萌えるのも、もうすぐだろう。

樹林帯を抜けると1100m鞍部に近い 鞍部から愛鷹山の頂上を仰ぐ 西側から強風

鞍部付近はまだ新芽が少ないが
ブナだけは、若葉を茂らせていた



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