大行沢樋ノ沢 二口山塊名取川 2012月10月初旬 2012思い出の沢11

 下流域のゴルジュを登山道でカットし、大行沢(おおなめさわ)の中流域へ入渓した。ここは、深い淵と大岩に阻まれる巨岩帯である。右岸は「裏磐司」と称される切り立つ岩壁になっている。苦労してこの巨岩帯を抜けると二段の大滝が待ち受けている。中段に大釜がとぐろを巻き、流れが絞られた瀑布が咆哮する躍動的な大滝だ。飛沫を浴びてこの滝を越えると、次第に渓の相貌が穏やかになりナメが現れる。両岸は若く美しいブナの深林となる。避難小屋の先で、樋ノ沢と名を変えても、ナメとブナ林の幽深な谷は源頭まで続く。魚止めの滝と見られる避難小屋前の7m滝、その先の浅い流れにも黒い影が走るのに驚かされる。

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