小田倉沢 足尾山塊泙川 2012月5月下旬 2012思い出の沢04

 薄緑の若葉が茂るころ、本格的に遡行のシーズンが始まる。このときが、最も沢登りにふさわしい季節だと思う。シーズン開始に胸が躍るばかりではなく、陽に透けるような若葉を見ると何故か心安らぐのだ。そんな時季、泙川(たにがわ)の小田倉沢を歩いた。この沢は、実に変化に富んだ沢だ。ナメ滝、大滝、廊下、平ナメ、碧い釜、明るいゴーロ、ゴルジュの連瀑や豪快な直瀑など、次々に渓の様相が変化し、遡行者を魅了する。それでも、通過の難しいところは大ゼンぐらいだろう。8mほどの直瀑を過ぎると、20mもある大ゼンと対面する。ロープが固定されてあるが、上部の登攀では緊張する。この大ゼンの先は、それまでとはうって変わって、やさしいナメが続く。

Home      
小田倉沢〜津室沢1