ウェルネス・クライマーズ短信 043
白水沢右俣・大白森沢(おおしらもりさわ) 甲子山白水沢
2012/08/11
山ア

登山道の山アジサイが疲れを癒す











 甲子白水沢(左俣.左沢)は某塾で数年前遡行した。待ち合わせの甲子温泉チャボランドに直行した。テントするもの、野宿するものが前日集合していた。たしか、高橋Sさんはベンチでシュラフに包まっていたように思う。初秋のころだ。
 今回Oさんが都合で急遽不参加になり、心細い山行になりそうである。努めてゆっくり歩くこと、地形図をよく観察すること、怪我には充分注意することと、自分に言い聞かせて8時00に沢床に降りた。


新築した大黒屋

甲子山 右手に大白森山


 水は先週の奥日光の切れるような冷たさは無いので、細身の身体には安心である。山道を数分登り衣紋滝から入ることも出来るが、F1白水滝を右岸の巻き道から越した。出足から大汗をかき小休止。衣紋滝は右岸のリッジを登る。その後滑滝が続く、どれも登れるので楽しい。
 渓相は光が差し込み明るい。両岸には今が盛りと山アジサイが咲き誇る。山菜のミズナも結構太くて良さそうである。秋になるとムキタケ、ナメコ、ナラタケが多くでそうな予感がする。

 花崗岩の磨かれた岩肌から落ちる滑滝。サファイヤブルの滝坪。無心で歩く姿は如何様に映っているだろうか。つがいのカワガラスが水際を滑るように飛ぶ。水面ぎりぎりの超滑空に時折水を跳ね、水面に水の花を咲かせる。町ガラスと違い動きに敏捷性がある。レスリングの選手がタックルを狙う時のような俊敏なム−ブに、通行人も足を止める。

 二俣で(23)(:20)朝食の焼きソバいりパンをふたかじり、バイタルカプシでアミノ酸を補給。吸収が早いのでいつも愛飲している。
 二俣を右に入ると、
5〜6分で大白森沢が左手より流入する。20分近くゴ−ロ帯を歩く。歩くのに少々飽きたころ10m2段の滝が姿を現す。その奥にも滝が見える。左岸を高巻きして、懸垂で滝の落ち口に下降する。トラバ−スはゆっくり、足元を確認しながら、やや緊張気味に超えた。

 次の3段20mの滝は右岸水際を、水のしぶきを浴びながら越えた。岩が立っている登攀は慣れていないので、ここもかなり身体が硬くなるのを感じたが、「リラックス、大きく深呼吸、5×420m」(^^)なんとか越えた。
あとはなめが続く。しかし・・・・

 甲子林道の影響で山が荒れた。水の流れが変わってしまい、枝沢が埋まっている。上流に行くほどその変化に気づく。1270二俣を見逃したかもしれない。前後150m間に左から2本の枝沢が入る。両沢に入り確認したが、かなりの荒れ様で記録にあるような、ナメ滝は現れる様子は無い。本流を10分ほど登ると目の前に破壊された堰堤が現れた。帰宅後ウェブサイトでこの堰堤を越え林道に出たとあった。
 今回は甲子峠に出る計画なので、引き返しもう一度覗き込み考えた。

 下の二俣を選んだ。上の二俣を選定して実行に移し、誤るとかなり目標より離れた林道にでてしまう。結果的に下の二俣でよかった。でも目標から200m位ずれていた。(12:30)上の二俣だと数百mの差はあるだろう。正解の二俣はたぶん、少し下降したところに、ひっそり潜んでいたことだろう。読図の難しさを実感した一日であった。

 空はどんよりした雲が現れ、谷を隠すようにガスが出てきた。下山は甲子山から2kmほど、整備された登山道を小走りに駆け下りた。(14:30



標識があった

白水滝 沢床に降り、右岸を高巻く


F2 右岸リッジから越える

目の覚めるようなサファイヤブル-


F3 15m衣紋滝 右岸から高巻く
ヒョングリ12m左壁水しぶきを浴びながら登る


どこからでも登れるナメ滝が続く

7mも左から


バスクリ−ン 右からへつる

癒しの滝がどこまでも続く



山アジサイに目やり、一呼吸

もうすぐ奥の二俣



2段高巻きから

大白森沢に入り20分、2段10m左岸から高巻き、懸垂で滝落ち口



これから先もナメが続く、もうすぐ上の二俣だ

3段20mは右岸水線を登る。岩が立っている。慎重に時間をかけ登る。


林道から大白森山を見上げる




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