平ッ沢(すみ沢) 大菩薩連嶺大鹿川

途中、富士山を仰ぐと空は真っ青

2012年4月15日
さわね4名、高橋




遡行図





 朝から天気が良い。いつになく早く起きたら、朝から真っ青な空だった。予報も晴れだったので、めずらしく当たったことになる。とすれば、山梨県大月市の予報も晴れのはずだ。今日は、さわねの山行で、大菩薩連嶺の平ッ沢だ。今年初めての沢歩きである。

 きのうから新東名が開通している。少し走ってみたい誘惑に駆られるが、我が家から上り方面で利用できるのは、今のところ、10キロぐらいしか無い。旧東名に入った。 ピカピカの青空だ。今年は、最初から運がよい。暖かくなってきたとは言え、沢を歩くにはまだ少し寒い。晴れた時に歩きたいのは人情である。だが、どうしたことか、富士吉田を過ぎ、大月に至る間に低い雲がおおってきたのである。周囲の山腹のかなり低いところまで雲がかかっている。何だこりゃ。信じられない光景だった。ついにそのまま、曇り空に沢を歩くことになった。寒い。天気予報はハズレ。

 笹子駅に集合して、車で道証地蔵(みちあかしじぞう)へ。手前に駐車場がある。万端装備を整えて、いざ。今日は、準会員に入会したMさんがいる。登山道で大鹿川の木橋を越えて左岸を歩き、すぐ大鹿川に入渓した。昨日の雨で水が多い。夏にジャブジャブ歩いたら、さぞ楽しいだろう。なるべく水に濡れないように歩くが、水が多いのでなかなか難しい。すぐに、膝上まで入って歩くことになる。平ッ沢の出合までには、3m、2mのきれいな滝が出てくる。3m滝は、水に入らないと上がれない。



大鹿川2m滝 左から上がった

二俣平ッ沢出合 両方とも水は多い 
大鹿川本流3m滝 膝上まで釜に入る

 二俣で右の平ッ沢へ入る。あいかわらず水が多い。まだ、新芽が出る前なので、両岸は寂しい。新緑の時季には、また美しい沢に変貌するのだろう。4mの連瀑がある。手前は簡単だが、2つ目が厄介だ。水流の左を登った者、右を登った者、右岸を巻いた者、それぞれにルートをとる。少しのあいだ、寒さを忘れて滝と格闘。あいかわらずの曇だ。中央に水を集めて落とすその先の4m滝は、水を少々かぶって上がる。登山道の横断地点(標高950m)の橋で休憩。


小さな滝が二つ見えてくる 4m滝 ホールドはある 4m滝 高貫さんは左を登ったが難しそう

 橋のすぐ先にある5m滝は、濡れるし難しそうなので敬遠。1050m付近でお昼ごはんを食べている間に、陽が差して明るくなる。落ち葉がふかふかの斜面である。日差しが落ち葉を暖めると、自分たちの心もホッコリ温かくなる。この辺りからは、平凡なゴーロ歩きになる。ゴーロに退屈してくると、4m滝が二つ続く。やがてその先に、大きな滝が見えてくる。見えるだけでも20mぐらいは有りそうだ。モチヶ滝だ。水が多いのだろう。水がもんどり打って落ちてくる。さーて、どこを登ろうか。ここは、いつもの高貫さんにリードをお願い。この滝はけっこう滑るので要注意だ。滝の右の乾いた岩から上がり、左へ斜上するバンドをだましだまし上がった。見ていても怖い。
 二番手の私は、ロープを下ろしてもらい、そう心配もせずに取り付いたが、これがなかなか難しい。易しいと思われた乾いた上段の岩、この直登が自分には難しく、一度中段までクライムダウン。高貫さんの登ったバンドの登攀を目指すも、ここもどうしてもバランスが取れずあきらめた。ダメなら降りるしか無いな。降りようとしたが、姿の見えない高貫さんとの会話ができず、降りるに降りられない。さーて困った。ロープの先を見上げると直登右がやや簡単そうに見えた。もう、ここを登るしか無いと覚悟して、再トライ。何とか登り切ったが、緊張のためすっかり疲れてしまった。新人のMさんも苦労して上がってきた。ご苦労さん。

お昼ごはんを食べている間に日が差してきた 4m滝が二つ続く 明るく暖かくなる 上の4m滝の落ち口へ

遠くに大きな滝が見えてきた 見えるだけで、20mぐらいだろう 一番右の乾いた岩を上るが、結構手こずる

 下からは見えないモチヶ滝の二段目10mは、傾斜は緩いが滑りそうだ。右を小さく巻いて上がる。この、モチヶ滝は、合計で30mはあると思われた。大滝の上からは、次々に滝が現れる。まず、12m滝だがこの滝は難しそうなので、いちど登山道へ上がり、すぐ登山道から離れて、落ち口高さを小さく巻いて突破。高度はあるが、難しいところは無い。ゴーロを少し歩くと、5mのスラブナメ滝になる。ここは、左の倒木を引いて上がる。その上は傾斜のゆるい6m滝、そして長いナメが続く。ナメでは、緊張も解けて爽快な気分になる。1240mで左岸から支流が入るところで、今日の遡行を終了した。


こんな沢を少し歩くとスラブ滝やナメになる
12m滝 落ち口高さをトラバースして 落ち口は下で見たより簡単に降りられる

5mスラブ滝 左の倒木をつかんで強引に登る 右から巻ける

傾斜の緩やかな6m滝 スタンスを拾いながら この上に少し長いナメが現れる

しばらくナメが続く 気分最高 終わり良ければ全て良し




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