ウェルネス・クライマーズ短信 027

西黒沢出合までゴンドラを上に見て歩く


白毛門沢、西黒沢 谷川湯檜曽川
2011/10/16〜17
大橋、山崎、高橋、Kさん(ゲスト







 個人競技などで上級者と共に行動すると、同行した者もその上級者に肩を並べる位に技術が上がるとよく聞いた。もちろん何ヶ月もそして何年もかかると思う。本人の研究、そして努力も必要なことは当然のことと思う。
 スキ−もそうだった。野球仲間に誘われて、市あるいはクラブの講習会に数え切れないほど参加した。はじめは連泊で「蔵王、志賀高原、安比高原」などに毎年参加した。そのころはスキ−よりも夜のアルコ−ルが楽しみな、いい加減なお座スキ−組であった。
SAJ3級には程遠いボ−ゲンやっとのスキ−愛好家?であった。

 トラベル会社のスキ−ツア−にエントリ−して、吾妻高原の「天元台スキ−場」にIさんと通い始めたころから、スキ−学校に入り、デモの滑りを見て何時かはあのようにゲレンデを電車のレ−ルの様なずれない綺麗な弧を描いてみたい思いで、スキ−合宿なるものに通い詰めた。それは数え切れないほどの日数であった。

 今回の谷川の遡行で上記のようなことをふと考えた。しばらく忘れていたことだ。自分の中の意識としてはこんなもので良いと、納得してしまっていたようにも感じるし、また技術を上げる方法など眼中には無かっ。寂しい話ではある。

 西黒沢でついつい口に出してしまった。高巻きでみんなが苦労している時に、「撤退しますか?」と・・・・弱気な面をだしてしまった。まずっ。きわどいルンゼを這い上がり、岩と草付き混じる急斜面、いったん滑ると傾斜と体の重みで加速し谷底に吸い込まれていくのは目に見えていることだ。二人は戻るなんてきっと頭には無かったと思う。その強い気持ちといつも冷静な行動が的確なル−トを探し出したのだと解釈している。

 タイガ−ウッズはミスショットしても歩くテンポは変わることが無い、同じリズムを維持している。Sさんの口調はその高巻き地点でもゆっくりしたテンポで話す。それもはっきりと分かりやすく指示する。心の中は見えない。刻々迫る夕闇時刻との戦いのはずなのに。

 高巻き技術に感服する。丹沢を単独で100も越える渓を征し、同好会でさらにテクニックを磨いた。その者(しゃ)に同行できるなら、その者に近づくことが出来るかもしれない。                  
                       走 水


10m滝

10m滝 青空めがけて登っていく 落ち口の様子が不明 10m滝 すんなり落ち口を通過 水量が少ないので助かる


二番手が登る 乗っ越すのにやや苦労する岩が二箇所 残置が二箇所



逆層10m滝

逆層10m滝 難しそうだ 逆層10m滝高巻き  左岸の窪を8m上がるとスラブになる スラブ左の草付きへ逃げ、上部に見えるブッシュ帯へ ブッシュ取り付きの急斜面を上がると徐々に傾斜が緩くなる 途中から本流方向へ(左へ)トラバース


下降地点  本流が見下ろせる地点までトラバースして支点をセット 30mロープでは心配だったので、補助ロープ12mを足す 前方に本流のナメが、龍のように昇っている 谷が深い



紅葉と花々



稜線へ上がる枝沢の途中から 大スラブ帯を望む 手前の尾根から懸垂下降した




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