軍刀利沢 南秋川矢沢
2011年7月10日
高橋・他

遡行図  なし


コースタイム
軍刀利沢入渓9:57−815m二俣12:13〜46−三国山13:07〜13:20−上川乗バス停14:25


 軍刀利沢というと、何か懐かしい郷愁のようなものが胸を過ぎる。急遽思いが
けない方から連絡があり、参加することにした。ちょうど、鬼怒川の魚沢遡行が天候により中止になった後だったので、絶好のタイミングだった。
 軍刀利沢というと、5年ほど前、2006年に沢登り講習会で歩いたことがある。そこに山崎さんがいたかどうか。もう記憶が無くなっている。歳というのは、つまらないものだ。記憶に靄のベールが降りている。あと、どのぐらい沢を歩けるのだろうか。そんな事だけを最近は考えている。
 まだ寒い3月だったような気がするが、調べてみると4月の末だった。それでも、まだ水が冷たいような時だったと思う。「登るのが早過ぎる」などと注意を受けて、「出る杭」は打たれた。そんな感じであったが、今となっては、もっともだと思えるようになった。登れればいいのではない。安全に登れることが重要なのだ。登攀の競争をしているのではない。ホールドをひとつひとつ確かめ、体重を移動して登る。犬が登るようにあわてて登るんじゃない。確かにそうだ。人の登攀を心配の眼で見るようになって初めて、自分の愚かさがわかる。とんでもないところで事故は起きる。そう思うようになった。だが、そういう思いだけではつまらないのも確かだが。
 軍刀利沢は、なかなか面白い。滝の多い沢だ。ほぼゴルジュの中を登ることになる。入渓後すぐ沢床は縞状のスラブとなる。その後は、ナメあり小滝ありで退屈することはない。現れる滝はたいがい登れるので楽しい。ときに難しい10m級の大きな滝が現れる。直登するもよし巻くのもよし。難しい滝には、ロープの下がった巻き道があるので、難しくない。だが、沢をあまり登ったことのない人を連れてくる気はしない。どの滝も、微妙に滑りやすいからである。
 5年前は夢中で登ったと思う。今回は、自分の判斷で、慌てること無く、ゆっくりとホールドを確かめて登ることができた。以前のように、犬が登るようにあわてて登ることはない。納得の上でスタンスを確かめ、体重移動する。確かに、あの頃は初心者であったと思う。
 710mの二俣は右へ入り815mの二俣で昼食にした。785mにあるはずの左の支流を見逃していた。この左俣は水が無かったのだろうか。815mの二俣は左へ入り、850mの二俣は、右を歩く。そこには三段トイ状滝12mが待っていた。水は少ない。その12m滝を登った後、そのまま、沢形を歩むと三国峠に出た。遡行時間は、ちょうど3時間ほどであった。

二段7m滝 二段7m滝 上段4m 5m滝 左右とも登れる

3m、5m二段滝 二段12m大滝 右から巻ける 二段12m大滝 巻きの途中から

5mCS上の4m滝 6m滝 右が登れる 巻きは右 10m滝 先行パーティー登攀中

815m二俣で休憩 天気が良く木の葉が美しい 沢形を忠実に詰めると三国峠に出る



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