葛葉川本谷
 丹沢
2011年6月26日くもり

ゲストKさん、ガクさん、タケさん、高橋

遡行図 なし



コースタイム
葛葉の泉9:57−7m幅広滝10:48−板立ノ滝上11:27〜11:39−富士形ノ滝上12:30〜13:05−(下降)−大平橋林道14:06−(登山道下山)−葛葉の泉14:40


 どういうきっかけが理由で、沢に興味を持ったのだろうか。48歳の女性Kさんが、さわねに体験山行を申し込んで来た。同じ嗜好を抱く人には、ついつい興味を覚えてしまう。どんな人なのだろうか。小田急渋沢駅で待ち合わせた。手足の長い体操選手のような人だった。会話も短くて明快、キレが良い。
 葛葉川の入渓地点に向かった。近づくにつれて靄がかかって薄暗くなってきた。Kさんは、沢が初めてなので緊張しているだろう。入渓点の葛葉の泉に着くと驚いた。沢を遡行すると思しき人々が、ごった返していた。老若男女のサワラーが打ち合わせをしていたり、準備運動していたり、結構さわがしい。すごいな。沢も捨てたもんじゃない。そうおもった。少年たちは、わらじで駆けるように登っていく。6mF1では、5〜6人が下でロープを待っていた。その横を縫って、タケさんが簡単ではないクライミングを開始。右から巻いて待っていると、ホールドのあまい落ち口を上がって来た。幅広7mF3では、Kさんにロープを結びつけて、水流のない岩を登ってもらう。あとで聞くと、そう緊張もせずに登ったらしい。何年か前、ヨネちゃんの体験山行で、このF3をスルスルっと登ったことを思い出した。確保なしで、あまり簡単でもないルートを選んで登ったのだった。きょうは、そのヨネルートを高橋が登った。あのヨネは今どこの山を歩いているのだろうか。そう言えば、そのとき入会したばかりのガクさんが、やはり簡単ではない別ルートを選んで登ったのを覚えている。そんな、どうでも良い記憶がよみがえって来る。
 Kさんは、この本谷をスタートに沢への執着が始まるのだろうか。体操選手のようなKさんは、徐々に調子が上がり、三段滝8mや大平橋上の4m滝を登ってくる。5mF9CSの左は階段状に見えるが、逆層でバランスが取りにくい。ここはタケさん先行でKさんを確保、滑りそうな岩を上がってもらう。ガクさんは難しそうなCS滝左岸垂壁をクライミング。隠れた実力派である。何度難しいルートで助けてもらったか分からない。小滝をぐんぐん越えてゆくと10m富士形ノ滝だ。ここでは、山岳会OBのような人が、トップロープで挑戦。その手前で、迷彩服を着てロープを首に掛けた兄さんが二人待っている。全部で10人は居るだろう。すごいな。ちょっとごめんね。われわれ4人は、ロープを休めてもらって、滝の秘密ルートをスルスルっと登った。
 今日の目標は、富士形ノ滝だったので、その少し上でおしまい。昼食の間に靄が晴れてきた。靄に包まれた谷が、その岩と樹木の輪郭を鮮やかに浮かび上がらせてきた。きれいだなと思う。Kさんは、この晴れ間の美しさに気付いただろうか。Kさんの実家の贈り物だというさくらんぼをもらう。種をいくつも流れに吹き出した。


幅広7m滝 Kさんは左の岩を登った 林道上の小滝をぐんぐん上がるKさん 靄がかかる


滑りやすい滝もあって気が抜けない 相変わらずの靄 富士形ノ滝 人が大勢いた 登攀の練習中だった


今日の富士形ノ滝の水量は、いつもの二倍ある 帰りは晴れ間が出た沢を下る 下るのに難しい滝も


大平橋から林道を歩き、登山道を下山


林道の舗装道路が下に見えた Kさんも一安心




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