奥にガータゴヤ滝手前の10m斜瀑



原小屋沢遡行
 丹沢早戸川
2011年4月30日 晴れ
Mさん、Kさん、高橋


遡行図 なし


 さわねの
Mさんの個人山行に参加した。今日は、MさんそしてKさんと三人の遡行だ。Mさんの、「現地8時集合」というのは、結構早い時間で大変だった。こんなに早く、丹沢の沢を歩くのは自分としてはめずらしい。ただ、Mさんのこの判断は正しかった。原小屋沢は、思ったより時間がかかる沢だ。Mさんの歩行ペースは速い。というか、私達が遅いのかもし知れない。だが、今度の遡行は早かった。魚止め橋から稜線・原小屋平まで5時間15分で遡行、姫次から魚止め橋の尾根下降は、1時間40分だった。前者はガイドブックの標準遡行時間だった。自慢ではないが、さわねの行事でガイドブックの時間内で歩くことはまず無い。後者は、ガイドブックを30分以上も縮める速さであった。Kさんも私も必死に付いて行った。Kさんも偉いが自分にも勲章をあげたいぐらいだ。Mさんは、我々がいなければまだ早く歩くのだろうと想像できた。たまには、こういうトレーニングも良いだろう。

 原小屋沢は、沢幅が広く明るく水量の豊富な沢だ。どちらかというと自分好みの沢である。このさわは、ゴーロの多い沢である。入渓後、下流、中流部は大きな岩が多くその乗越に苦労するところが多い。この苦労が面白いのだが、これがこの沢の特徴と言っても良い。数mのゴロタ滝が限りなく続き、時々に目を見張るみごとな滝や、登りにくい斜滝が現れる。変化のあるなかなか面白い沢だ。大きな滝の巻き道も難しくはないので、滝の登攀を苦手とする私のような「万年初心者」にもなんとかなる沢である。ただ、ばけもの滝10mの高巻きは、左岸を選んだが、一箇所だけ補助ロープを出した。ここは、右岸にも巻き道があるようだ。
 この沢は、大きな滝は登れないものが多い。だが、雷滝やガータゴヤ滝は、見るだけでも満足できる。最初に雷滝20mが現れる。豊富な水量がスダレ状に広がって落ちる様は、みごとである。階段状に水を迸らせるガータゴヤ滝20mは、傾斜がゆるいので登りたくなる滝だが、落ち口付近がちょっと難しそうだ。悩んだ末に左岸から巻いて、落ち口へ上がった。

大きな雷滝20mが見える 雷滝 高巻き途中 トイ状斜滝6m ゴーロに小滝が続く
ナメが現れ 繰り返し小滝を越える ばけのも滝10m 三段滝 3m、5m、8m


手前6m滝 奥二段7m滝 6m滝拡大 右から細流 奥は二段7m ガータゴヤ滝20m
ガータゴヤ滝右から 鎖のついた斜滝4m 1200mから源流の雰囲気に 稜線を姫次へ


 新芽が吹く良い季節だった。だが、上流部になると緑はまだ少なかった。あと二週間もすると明るい若葉が沢の両岸を埋め尽くすだろう。この沢は、入渓前の歩行でヒルが居るとの情報が有ったので注意したが、ヒルの顔は拝めなかった。まだ現れるには少し早いのだろう。
 下りの榛ノ木丸付近で下降ルートを間違えた。榛ノ木丸から魚止め橋へ直接降りようと考えていたが、早戸川沿いの尾根に降りてしまった。榛ノ木丸の位置を間違えて覚えていたために、その先のルートどりを間違えたのだった。ある遡行図によれば、1292mが榛ノ木丸としているが、現地にはその手前のピーク1310m付近が頂上となっていた。もちろんこれは、遡行図を書いた人の責任ではなく。歩いている我々の問題である。大きな分岐では、右か左かではなく、コンパスを使って方角を確認する原則を実践しなければならない。ただ、負け惜しみで言わせてもらえば、下りのルートはこちらの方が勾配が小さくて膝にやさしい。このルートは、下部で登山道にぶつかり、すぐ伝道の林道終点に出る。踏み跡も終始しっかりしている。



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