ヤブツバキが盛だった



三階滝沢
 西伊豆 仁科川大滝川
2011年3月13日 快晴
単独



遡行図  


コースタイム
大滝歩道入口10:13−大滝川10:37−二俣10:57−二俣11:05−F2大滝20m11:08−大滝上で入渓11:23−F4ナメ滝6m11:38−F6二段6m滝12:23−明るい広河原12:40〜52−F8ゴルジュの滝8m13:09−15m三階滝13:47−県道13:57−大滝歩道入口14:06



 二日前
に、東北で大きな地震があった。福島原発で、原子炉の非常停止が正常に行われず、放射能漏れを起こしていた。福島原発が心配だったが、何かできるわけではない。どうせテレビを見ているだけなので、西伊豆の新しい遡行ルート、三階滝沢へ出掛けた。先週は、国道が結構混んでいたが、さすがに今日は震災3日目で伊豆へ遊びに来る人はいないのだろう。道路は全く空いている。仁科峠から県道59号線を松崎方面へ下がり、三階滝本谷橋から1km弱下ったところにある大滝歩道入り口に車を止めた。車2台ほどの駐車スペースがある。「大滝歩道」の小さな標識から、支尾根を280mほど下がると沢に降りられる。途中、赤ペンキの印に従って降りれば、ルートを外すことはない。今日は天気も絶好調の沢日和である。降り立った沢は、大滝川だ。ここの右岸には作業道があった。この作業道を沢沿いに登ってゆくと、古い石垣や階段が残っている場所がある。ここは、かなり山深い所だが、かつては人が住んでいた形跡がある。

大滝川右岸の明るい作業道を歩く三階滝沢と中ノ沢の
二俣まで続く。
その昔トロッコ道として使わていたらしい。


作業道沿いに石垣や階段が見られた。かつて人が住んでいたようだ。

 沢へ降りたところから板ヶ沢と三階滝沢の二俣Aまでは、10分ほどだ。この二俣の手前から入渓した。左俣板ヶ沢には、5mの直瀑が懸かっている。右俣が三階滝沢である。こちらは、傾斜の緩い大岩の滝だ。4mぐらいだろう。苔がついて滑るので緊張する。15分ほど歩くとまた二俣Bになる。ここは、右が三階滝沢、左が中ノ沢だ。三階滝沢には5mの滝が、その奥には大きな滝が見える。ここから右俣の三階滝沢に入るが、大きな滝20mは、両岸切り立ち、巻くこともできない。ここは、二俣へ戻り、左俣中ノ沢へ入ってから中間尾根を越えて右俣、三階滝沢へ降りようと考えた。幸い、中ノ沢の左岸に山道がある。中ノ沢に入ってすぐ右岸には作業小屋が、左岸には坑道の入り口があった。金山でもあったのだろうか。二俣から数分で、「三階滝沢歩道」の小さな看板がある。ここを大滝の落ち口方向へ向かって上がる。最近、人の歩いた気配はないが、しっかりした山道が続いている。途中大滝を下に見ながら沢へ降りた。

二俣A 左俣・板ノ沢には5mの滝が落ちている



二俣A 右俣は、4mほどの緩やかな滝だが滑る





二俣B 右俣の5m滝F1、その奥左に20m滝がかすかに見える


20m滝F2 両岸切り立っていて巻くことはできない。ここは、いったん左俣に入り、中間尾根を巻く


左俣へ入ると中間尾根に廃坑の坑道があった。トロッコの
線路が敷かれてある。



左俣、中ノ沢の左岸を歩くと「三階滝沢歩道」の小さな標識がある。ここは右へ上がり、中間尾根を越えて20m大滝の上へ出る。

 三階滝沢の遡行は、この20m大滝を巻いた上から始まる。この沢は、1.5km、標高差300mに過ぎない沢だが、大小の滝を懸ける変化に富んだ沢だ。右岸には山道が続いているが、今では歩く人も無く、荒廃している。いつごろ、こんな山深いところに山道が造られたのだろうか。どの滝にも大きな釜があり、しかも苔が生える滝は滑りやすい。小さな滝でも直登できないところが多い。遡行者が入っていないせいだろう。巻き道に踏み跡はない。この沢の上流部には、県道59号線が横切っているので、遡行はこの県道までの短い区間だ。この道路のせいだと思うが、標高600m以上になるとプラスチックなど人工物が目に付くようになる。遡行は、標高650m付近にある三階滝までである。この滝は、15mほどの垂直な滝だ。両岸切り立ち巻くことはできないので、この滝を見た後は、左岸をトラバース気味にもどり、ヒノキの生えた小尾根へ上がる。ここには、踏み跡がある。だが、最近は歩かれていないらしい。これは、県道から三階滝へ降りる古い歩道である。この歩道の入り口は、県道を三階本谷橋から松崎方面へ150mほど下がったところにある。


巻き道からみた20m大滝


大滝上の4m滝  流れを直登した。滑りやすいので慎重に


二段6mの滝F4 登れないので右を小さく巻いた 


二段6m滝上は、広いナメになる。











ゴーロを歩く ゴロタ滝や小滝が現れる


4m滝F5 大きな釜を回り右のバンドから巻く。この先で、左からのガレで、谷は狭くなり小滝が続く。これらの小滝も一緒に巻いた。

谷が開けると幅広2mの小滝


幅広2m滝上はきれいなナメが広がる

傾斜のゆるい6m滝 釜の左をへつり上がる一番
奥は、二段6m滝F6


二段6m滝F6 下段は簡単だが、上部のホールドが細かく行き詰まる。かろうじて右のブッシュへ逃げる。









二段6m滝F6の上から 上部のホールドが細かい


小滝が二つ この先で明るい広河原に出る

4m滝F7 右の乾いた岩を登る。順層なので登れた


ゴルジュの6m滝F8 写真で見たより急傾斜。右の乾いた岩を這い上がる。


ゴルジュの滝6mF8の上部 奥には、2m、4mスダレ状滝


流れが二手に別れたスダレ状ナメ滝6mF10











広い河原の先に三階滝が現れる


三階滝15m 確かに三段には見えるが。両岸切り立ち巻くこともできない。左岸をもどって支尾根に入って県道へ上がる。


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