鍋割山、雨山

2009年11月29日 くもり
「山の会やまづと」+「さわね」
9名

プロローグ
 今日は、「山の会やまづと」の皆さんと合同ハイキング、昨年に続いて二度目の試みだ。記録を見ると昨年は、大菩薩の滝子山へ行っている。他の会の方々と山へ登るというのは、めったに無い。それだけに、教えられることも多く、良い刺激にもなると感じた。まず最初の刺激は、うら若い女性が二人も参加してくれたことだ(体験1)。Nさん、Iさんありがとう。さらに、このお二人のリードによる歩行は、60歳を越えたジイには応えた。途中で、ペースを落としてくれて、またまたありがとう。ここで、普段
の「さわね」の歩行がいかに遅いかを悟る(体験2)

雨山峠行きが鍋割山へ
 今日は、西丹沢の玄関、新松田駅に集合してバスで寄(やどろぎ)1)へ向い、「寄〜雨山峠〜雨山〜檜岳〜秦野峠〜丹沢湖」のロングコースのはずだったが・・。寄水源林のゲート先に伸びる舗装された遊歩道の終点から、右の檜林へ入ってすぐのところで道を間違えた。どうも登りが長いなーと思っていたら、もうかなり沢から離れていて、やっとそこで道を間違えたことに、みんなが気付いた。元へ戻ってまた登り返すのも嫌なので、そのまま尾根を登った。後沢乗越の上、鍋割山南稜の登山道へ出る。登ってきた尾根は、相当踏み跡も濃かったので、寄から鍋割山へ登っている人に使われているようだ。地形図で見れば、このコースが鍋割山への最短コースであることが分かる。知っている人にはよく利用されているのだろう。間違えて登ったのは、後沢乗越の西の大尾根だ。
 後で気が付いたことだが、ここの間違いは、2.5万図を見ていれば良くわかる(下図参照)。寄水源林の舗装された遊歩道の終点を檜林に入ってすぐ、「みんなの森」と「雨山峠」の道標がある。ここは、右手の急な登りを上がり、じきに左の踏み跡に入らなければいけない。左の踏み跡に気付かず、そのまま登ってしまった。というのが、こんどの迷いの真相らしい。大勢で登るとき、各人の注意力は散漫になる(体験3)
 相変わらず鍋割山荘周辺の草地には鹿の糞だらけで座る余地も無い。さらに、鍋割山から雨山峠へ降りる稜線沿いは、全く下草が見られず土が浮いている。いつどこから崩れてもおかしくない状態だ。無残な鹿害といって良いのだろう。この5年でさらに深刻化したように見える。雨山峠に立つのは、4〜5年ぶりだろうか。いつもは、一人で休んで来た雨山峠。今日は、9人もいる。
 雨山峠の分岐、後の階段を登って雨山を目指す。やせ尾根を歩いた後、急な登りがしばらく続く。降り落ちた枯葉と下草が無いこと、さらに平坦な地形であるため、踏み跡を辿るのはなかなか難しい。だが、これが帰りに問題になることはまだ誰も知らない。雨山の頂上は平坦地を過ぎたさらにその先にある。午後一時半ごろにやっと到着。南面が開け、秦野市街が見える。晴れ間の出ない今日は、予報どうり気温が低い。休んでいると心底体が冷えてくる。
 1)現地の標識には「やどりき」とあったが、奥野幸道氏の「丹沢今昔」や昭文社の「山と高原地図28・丹沢」では、「やどろぎ」とある。

下山とまたまたルート間違い
 出だしで道を間違えたため、時間切れで今日は雨山までで終了。雨山峠に戻って、今日の登りの予定ルートを寄へ降りることにした。だが、雨山峠の下りでも再び道を間違えた。下りで左の尾根に入らなければならないところを、まっすぐ主稜線に降りてしまった。この稜線は、下でさらに二つに分かれている。全員、何の問題も無いと思い、この稜線のどちらかがルートだと思ってルート探索した。だが、そのどちらも誤ルートだった。この二つの誤ルートの稜線には、踏み跡がはっきりと有り、日常的に登山者が迷って入ってることを伺わせた。山歩きの猛者が揃っていながら、まんまとこの地形の罠にはまってしまったことを残念に思う。だが、「やまづと」のSさんの動きは早い。率先して二つの誤ルートを駆け降り、間違いであることを瞬く間に確認して、正規ルートを指し示した。この地形は、2.5万図を見れば一目瞭然だ(下図参照)。昭文社のガイド地図では、判断できない。他人頼りで地形図を読まずに歩くのは危ない。迷ったら分かるところまで戻れ(体験4)
 雨山峠からの下りは早い。2時間20分、休まずに寄バス停まで歩き17:10のバスに間に合った。「さわね」だけではなく、山歩きのグループはどこも酒好きらしい。「やまづと」のSさんが予約してくれた駅前の居酒屋へ直行。「山の会やまづと」の運営のご苦労や、最近のメンバー増員による活況、そして原則にのっとった会の運営の話など、「さわね」との対比で教えられることが多かった。未知の人との出合にこそ、学ぶべきことがある。井戸の中の蛙、世界を覗く(体験5)。こんな、堅い話に限らず、「さわね」の本性を表わしながらの楽しい懇談となった。Iさん、Tさん、お世話になました。最後までありがとうございました。だが、当然のように「さわね」の連中は、お開きになっても席を立とうとしない。まだ、腰を据えて第二部をはじめる気らしい。「さわね」唯一の常識人、高橋はもうこれ以上は知らない、ということで今日の合同ハイキングに幕を下ろしたのだった。
 みんな、ちゃんと帰ったのかな。特に下野さん。それから西嶋さん。豪快に呑んでいたガクさんも心配だ。小松さんは、仙台夜行帰りの参加で疲れてないのかな。早く帰ればいいのに。

コースタイム
寄バス停8:40−寄水源林ゲート9:10−鍋割山11:20〜11:40−雨山峠12:47〜57−雨山13:25〜50−(道迷い)−雨山峠14:45−17:00寄バス停



 道を間違えたところの地形  誤ルートと正規ルート(
赤い矢印が誤ルート、黒い点線が正規ルート)




 間違えたルートをそのまま登ったら、鍋割山南稜登山道へ出た。


 鍋割山の頂上 かなり寒い。南面からガスが吹き上げてくる。


 雨山峠への下りには鎖場もあった。


 こんなのんびりした尾根を歩いて。


 雨山の頂上から 檜岳方面


 雨山の頂上 風は結構冷たい。今日はここまでで引き返す。


 沢沿いのルートを下って寄木へ


 途中、紅葉のきれいなモミジを見ながら下る。


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 寄木大橋のたもとに咲いていた桜