名取川 大行沢おおなめさわ

2009年6月27日 晴れ
沢登り同好会さわね
下野さん、ヨネちゃん、高橋

遡行図

 大行沢遡行は、二口温泉を過ぎ、続けて二つ橋を渡った先にある駐車場でタクシーを降りたところから、始まり始まり。ゴルジュの5回ほどの泳ぎと、臍上、胸下で釜と渕を何度も通過した影響によるレコーダーの水濡れ故障のため、今回の記録は、適当に記憶を混ぜ合わせて語ることに。そのため、内容は不正確きわまり無い。遡行図も描けずに終わってしまいそう。完全主義の高橋としては、一生の不覚。

 
大行沢は、駐車場前の橋下から入渓してじきにゴルジュ。早速、ヨネちゃんにトップをお願いして大行沢の始まりです。ヨネは果敢に水に挑戦、水を嫌がる高橋、下野のだらしない男性メンバーを文字通り引張りました。ヨネにロープを引いてもらって、深い釜を泳ぎ小さな滝を上がってもらう。そして、下野、高橋の男性メンバーがザックピストン泳法でロープを引張ってもらうというパターンが続いた。ヨネが戦車で、我々は歩兵だ。泳ぎですっかり体が冷えたころ、流れの早い渕が現れた。明らかに今までの釜や渕とは違う。ここはどう見ても勝ち目がない。もちろん、下野、高橋は怖気づき泳ごうとしない。「トップは、ヨネお前だろう。お前が行かないと誰が行くんだ」という訳で、ここでも俺たちは歩兵の身分に甘んじて安泰だった。果敢にヨネは水流に挑むけれども、そこは所詮人間の力には限界がある。無限の力があると信じるような人間には成るな。死ぬぞ。結局ここは、左岸を巻くことに。沢に突き出た潅木に投げ縄をしてロープを固定、空荷で高橋がゴルジュを上がる。ここで男性陣の気概を見せる。だが、ここではヨネとの打ち合わせが悪く、荷揚げの方法論でギクシャクした。だが、ヨネは自分の方法を固く主張。高橋は、荷揚げにも方法が存在することをヨネに教育される。ゴルジュの核心はここだった。その後も、臍上、胸下の釜、渕通過は続くが、よれよれになりながらもなんとか突破。だが、ゴルジュ突破に、二時間も費やしてしまった。「天国のナメ」大行沢を甘く見たお陰だ。

 
だが、ここで「天国のナメ」と言った人間にひとこと言っておきたい。大行沢は、「天国のナメ」ではなく「地獄のゴーロ」なんだ。それが、さわねの大行沢の評価だ。ゴルジュを過ぎた後は、おむすびや団子の形をした巨大な岩が行く手を塞ぎ、それが延々と続く。その度に、岩を越えるのに苦労する。最初は良いが、それが二時間も続くとうんざりする、というか地獄に変る。嫌なゴルジュ20%、地獄のゴーロ60%、そして「天国のナメ」は20%に過ぎない。舐めんなよ。途中、白滝沢の少し下、入渓後初めての大滝10mの釜に釣り人がいた。そっと右を巻いた。京渕沢の少し上で、二段14m滝に遭遇。7m、7mの立派な滝だった。下段の幅広滝は、ヨネ戦車が左から落ち口に斜上するバンドを上がる。そう簡単ではない。下段の上には深い釜がとぐろを巻いている。ここで、失態が起きる。下段を登って安心した下野、高橋組が確保に使った30mロープを、互いに相手が持っていてくれるものと思い込み、あっさり流れにさらわれたのだった。その上、蛇のようにくねくね流れ落ちるロープをヨネがぼんやり見ていたというのだから始末に悪い。しっかりしろ、さわね。補助ロープを持っていたからまだしも、今でも上段下の釜を見ながら救助を待つ図が、イメージされてしょうがない。上段は、万年初心者の高橋が滝の左を華麗に登る。とは言っても、ここは、慎重にホールドを探れば誰でも登れる。

 
てな訳で、カケス沢出合を過ぎ、偽証「天国のナメ」を過ぎた。ハダカゾウキ沢の出合に懸かる両門の滝、8mを左から登り、8時間も掛けてやっと樋ノ沢避難小屋(トヨノサワヒナンゴヤ)に到着。だが、焚き火をして、ご飯を炊いて待っているはずの別動隊・穴戸沢組みの姿は見えない。なにか、深刻な事態が起きたのかも。この辺のことは、さわねの誰かが書くと思うのでとりあえず触れないでおく。

ゴルジュに入ってすぐ泳ぐことになる。 ヨネからロープの出るのをひたすら待っている。

流速の早い渕に阻まれて、左岸を巻いて降りた所の6m滝。釜が深い。 6m滝すぐ上の4m滝


押したら動きそうな団子形の岩だが。上に木が生えているから、相当長く動かないでいた訳だ。 ナメのようなものも出てくるが、長続きしない。


転がってきそうな岩を支えて 白滝沢出合手前10m滝 釣り人がいた。

こんなゴーロをずーっと歩く。 歩いても歩いてもゴーロ

どこも乗り越えるのに一苦労。 京渕沢出合から30分歩くと7m、7mの二段14m滝

二段14m滝下段 左から斜上するバンドを上がる。下段上には渦巻く釜が口を開けている。 上段は、右を登るようだが釜を左からへつって4mほど上がるり、さらに3m登る。 やっと穏やかになった沢をさらに遡行する。



どの釜や渕にも濃い魚影がある。 天国のナメは近いぞ

雰囲気のあるナメの世界 森の精と会話する。 天国のナメももうすぐ終わり

ハダカゾウキ沢の出合 両門の滝8m(本流側) このすぐ上が樋ノ沢避難小屋だ。 ここは左端を登った。ホールドは細かいが傾斜が緩いので何とかなる。


コースタイム
橋・入渓10:04−ゴルジュ10:10−ゴルジュ左岸を巻く11:00−6m滝上11:37−ゴルジュ終了11:54−10m滝13:00−白滝沢出合13:15−京渕沢出合14:31−二段14m滝15:00〜15:40−カケス沢出合17:15−8m滝17:45−樋ノ沢避難小屋17:50(泊)



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大行沢は、こんなゴルジュから始まる