今日は、W‐Climbersの山崎さんと丹沢の悪沢へ出掛けた。皆の都合が付かず結局二人になった。山崎さんとは、昨年11月のマスキ嵐沢、モロクボ沢‐水晶沢を歩いて以来だ。山崎さんは今シーズン初めての沢だが、冬は毎週山スキーで鍛えているから、体力に不足は無いだろう。悪沢は、F1〜F5まで大きな滝が続く。これらの滝を越える難しさから、悪沢と呼ばれて来たのだろうが、今では、F4上まで立派な作業道が敷かれ、難しい滝の登りを回避して上がることができる。もちろん万年初心者としての自分は、F4の上まで一挙に作業道を辿り、その上流の比較的穏やかな悪沢の表情を探ろうと入渓した。ゴルジュ突き当りのF5‐10mのスラブ滝は、直登ができず左岸をトラバース気味に小さく巻いたが、肝を冷やした。この巻きは採るべきでない。足元ザラザラ、手元ボロボロで、落ち口に向かうにしたがって足元不安定になってくる。山崎さん、ここはシーズン最初の沢のルートとしてはハードでしたね。帰宅して、ネット情報を収集すると右岸から沢が出合うところまで戻って、この支流と本流の間の枝尾根(右岸)を巻くようだ。
 F5から上は、4〜6mぐらいの滝とナメが次々に現れ、夢中で滝を登った。だが、登っても登ってもナメと滝は途切れることなく遡行終了点まで続くのでした。若葉を茂らせ始めた木々の間から明るい日差しが漏れ、ナメを流れる水を煌かす様は理由なしに美しい。700m付近で、見つけたイノシシが山崎さんの吹いた笛に、あわてて巨体を急な枝尾根に疾駆させる姿は滑稽でした。少し緊張したけど。


F1‐10m
上部は手積みの堰堤。ここは登れるというが。

F2‐20m
見るだけで、少し戻って右岸の巻き道へ。立派な道がある。

F3‐7m上
F2、F3を巻いて沢へ降りてみれば。美しい渓が待っていた。

ナメ滝を快適に登る。

シャキシャキとフリクションの効くナメを歩く。

ゴルジュの入り口の、小さいが味のあるナメ滝

人間ひとりの幅のゴルジュ。この奥にF5‐10mがある。

F5‐10mスラブ滝
ゴルジュの突き当りがこの滝だ。8〜10mぐらい。腕に自信のある人は、滝右を登るというが、万年初心者にはせいぜい3mぐらいしか登れない。さーてどうしようかと考え、左岸にある踏み跡を辿ったがこれがいけない。足元不安定の際どいトラバースを強いられた。
今度は、少し戻って等高線間隔の粗い右岸を巻くことにしたい。

F5‐10mスラブ滝上から左岸を見る
巻き道の斜面。草付きで指を差し込むこともできない。ここを巻いたら苦労する。見るからに急だなあ。

F5‐8m二段滝
落ち口左を目指そうとしたが、上段はハング気味であきらめる。左岸のルンゼを登り、落ち口へ向かうバンドへ入り巻く。この上は、二段7m滝。

ナメまたナメの渓を歩いて登って。こんなところが多い。

25m滝(4段7、8、6、4m)
下段7mだけ右からまいて
、ホールド豊富なその上は水流沿いを登った。

25m滝の上にはこんなところも

二段8m滝
水流沿いを、細かいホールドを拾って。この上は二俣になる。

詰めのヒノキ林。稜線が見える。難しい地図読みがドンピシャ決まった。

屏風岩山1051mの頂上から畦ヶ丸を望む


コースタイム
割沢橋10:05−F2・20m10:17−F4・25m上10:54−F5・10m11:24〜11:59−昼食12:00〜12:28−二段7m12:52−二俣(2:1)13:21−二俣(1:1)13:37−25m滝14:00−二俣(2:1ケルン)14:35−二段8mナメ滝14:49−二俣14:58−支尾根15:52−屏風岩山16:11−二本杉峠17:15−幹線道路18:00−割沢橋18:25



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丹沢 中川川悪沢

2009年4月26日 晴れ
W‐Climbers 山崎、高橋

遡行図

薄暗くなりかけた帰路。屏風岩山の南稜に三椏(みつまた)のぼんぼりが灯っていた。