奥多摩 峰谷川倉戸沢

2009年4月5日 曇り時々晴れ
Sさん、Tさん、Kさん、
SOさん、高橋





遡行図




アプローチ
 今シーズン初めての沢登りだ。Sさんの世話人で企画。峰谷橋バス停で待ち合わせて、車で雲風呂へ向かう。面白い名前だ。湯治場でも有ったのだろうか。雲風呂の駐車場に車を止めて身支度をする。今日は新人のSOさんも加わっている。前回3月末の岩トレにも参加したとのこと。昨年末に入会したKさんは雪山へも何度か出掛けてすっかり「さわね」になじんでいる。雪山には出掛けていない私の方が新人のような気分だ。Sさんとも数ヶ月ぶりの再会でうれしい。Tさんとは、12月はじめの総会以来だ。
 雲風呂の駐車場を歩き出してすぐに立派なお寺がある。左に橋が現れるとじきに右から涸沢が入る。ここが、雨降川の出合だ。水が無いので見逃して少し先まで歩いてしまった。入渓してじきに堰堤に水を落としているのが見える。その堰堤の少し手前で木橋を渡って左岸へ渡り、そのまま踏み跡を辿ると右から目的の倉戸沢が入る。

遡行
 倉戸沢は、簡単な沢だと思って入渓したが、なかなか微妙に難しい滝がかかる面白い谷だった。標高700m付近と800m付近、二箇所に連瀑帯が現れる。700m付近の結構難しい滝が多く、TさんとKさんのリードで、確保をしてもらって登った。10数年ぶりの沢だと言っていたKさんは、さすがに昔取った杵柄で、安定した登りを見せる。だが、確保してもらえる場面ではきちんと確保してもらって登るという安全志向の態度に、私は大変感心した。
 700m付近の連瀑帯は、F1‐6m、F2三段滝11m、F3二段滝8m、F4‐10m、F5‐8mと手強い滝が続く。F1そしてF2の上段、F5でロープを出してもらった。高貫さんと小松さんは、最初F4‐10mを登りたそうだったが、皆が下野さんについて右岸から巻いた。F4以外はいずれも水流沿いや水流近くを直登した。高貫さんは、生来の登攀本能が刺激されて楽しそうだった。

入渓点近く。今日は水が少ない。   F1‐6m なかなか見事な滝だ


F4‐10m滝の右岸を巻く 落ち葉がやさしい
F2三段11m滝 上段がやや難しい 

 F5‐8m ハング気味の岩をフリーで登るTさん

 800m付近の第二連瀑帯は、F6‐8m、5m、4m白岩滝、3ナメ滝、4mトイ状滝と続く。下部の連瀑帯で沢慣れたためと傾斜がやや緩いためか、8m滝は水線通しに登れた。岩の表面が白い4m滝は、ホールド十分そうに見えて結構バランスの取り方が難しい。その上の3mナメ滝は細かいホールドを拾っていかなければならない。続く4mトイ状滝は水流の下にスタンスを探ったが、水量が多いときは突っ張りで登ることになるだろう。


 最初の連瀑帯を過ぎて足元悪いゴーロを歩く
F6‐8m 傾斜がやや緩い。水流沿いを登れる

3mナメ滝 細かいホールドをひろう

詰め
 この上は、本流のV字谷に溜まった深い落ち葉を掻き分け沢を詰め上げた。標高1000m付近で前方が急斜面に変わり、前進不可能となったところで左岸の支尾根に逃げた。ここが足元軟らかくやや苦戦だった。支尾根に上がった後も、傾斜が急な上に土の斜面で崩れやすいため、エンジン全開、ローギアの登攀が要求された。南東方向へトラバース気味に尾根の登山道を目指す。疲れ切ったところで傾斜が緩くなり、ようやく山道の通る尾根に出た。標高1150mの地点だった。少し登れば倉戸山の頂上だったが、だだっ広いだけで展望は無い。数箇所に乾いた熊の糞があった。 下りは、「女の湯」方面に降りた。途中、奥多摩湖が間近に迫った辺りで、薄紫のツツジが静かに咲いていた。そこだけ、暖かい春が漂っているようだった。
   
コ−スタイム
雨降川出合10:18−倉戸沢出合10:24−F1・6m11:07−F5・9m上12:30〜13:07−F6・8m上13:23−4mトイ状滝上13:46−標高1000m付近、左岸へ14:30−山道14:58〜15:18−女の湯16:20



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